ぼくと母さんのキャラバン の商品レビュー
キャラパンを率いて出発するまではおもしろく読めましたが、出発してからはちょっと強引な展開のような気がして残念。
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僕は上杉智則、小5。最近、母さんが変だ。ぼんやりしていたり、出不精なのに、なんか内緒で出かけていたり。 父さんが出張でいないその日、夕食を終えて風呂あがり、暗い台所で牛乳を取り出そうとしたとき、肩をたたかれた。巨大なネズミ(イラストでは主人公より少し大きいくらい)が、肩をたたいて、話しかけてきた!しかも母さんの名前「ゆみえ殿」はどこにいるのかと聞いてくる。 なぜか母さんはいない。だけど巨大ネズミは、何かを知っているようだ。そして時間がないとカップボードから窓の向こうへ行ってしまいそうになる…ところで、ぼくはしっぽにとびついて、ひきずられて、 今と似てるけど違う世界に来たのだ。 ネズミは前殿と呼ばれ、その他にも熊は月殿、黒いワンピースの女の人もいた。こっちの世界では、話せる動物とそうでないものがいるようだ。そして、母さんはこっちの世界に来た事がある、それだけでない。キャラバンを引き連れて成功した勇者だと言う。 でも、今日、母さんがするはずの仕事があるのに母さんはいない。仕方ないから「ご子息」の僕が、母さんのかわりにラクダのキャラバンを引き連れてあるものを運んで欲しいと言う。 ちょっと怖がりで頼りなさそうな主人公が、一晩の冒険をする。 盛りこみすぎず、自分の街の別な様子を見て、勇気を持てて、礼儀ただしくして… お母さんが勇者だったってのが意外だった楽しい物語。
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柏葉幸子さんのファンタジーなのでわくわくしながらページをめくったけど、 「お母さんの様子がおかしい。出不精なのに、外出が多くなって大好きなガーデニングをしなくなって、いつもどこかぼんやりしてて、うるさいことを言わなくなった。家のなかではおかしな話し声が聞こえたり。僕の耳がおかしい...
柏葉幸子さんのファンタジーなのでわくわくしながらページをめくったけど、 「お母さんの様子がおかしい。出不精なのに、外出が多くなって大好きなガーデニングをしなくなって、いつもどこかぼんやりしてて、うるさいことを言わなくなった。家のなかではおかしな話し声が聞こえたり。僕の耳がおかしいのかな?」 滑り出しは申し分なかったのに、あとの展開が、ファンタジーならなにやっても許されると言わんばかりの強引さ。登場人物にも感情移入できなかったし、少し残念でした。
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いなくなったお母さんを探してキャラバンをひくことになったトモ。ネズミやクマがしゃべったり、橋守や幽霊と話したり…。応援したくなるファンタジーだった。
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この世とこの世ならざる世界が、あわく重なったとき、キャラバンが、出発する。 行方不明になった母さんの代わりに、僕がキャラバンを引くことになる。無事に荷物を届けられるかしら。 いつもの町が、違う顔を見せる。小さな冒険。
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