ニッポンじゃアリエナイ世界の国 の商品レビュー
最近はテレビなどでも、外国の「アリエナイ」文化、習慣が紹介されるようになっていると思います。自分たちと違うものに、やはり違和感を感じることは多いです。しかし、その違いには理由があり、その理由がわかると、ものの見方が違ってくるようになります。多様性を理解するとともに、多様性がなぜ必...
最近はテレビなどでも、外国の「アリエナイ」文化、習慣が紹介されるようになっていると思います。自分たちと違うものに、やはり違和感を感じることは多いです。しかし、その違いには理由があり、その理由がわかると、ものの見方が違ってくるようになります。多様性を理解するとともに、多様性がなぜ必要なのかを考えさせてくれる1冊でした。 【気づき】 ・イノベーションも最初は「アリエナイ」ものなので、拒まれることは多い。世界の「アリエナイ」ものの理由を調べ、自分の常識を疑うことが、イノベーションを生むヒントになるのではと感じた。 ・多様性が重要視されている現代においては、世界の「アリエナイ」を現実として受け止めることに慣れていく必要もある。 ・ブラジルの選挙対策、フランスの子育て対策など、日本で実現すればいいのにと思える「アリエナイ」もある。それらには、日本で実現が難しい理由も存在する。理想と現実のギャップを埋めるためにできることを考えることは、ビジネスのアイデアにもつながるのではないか。 【本のハイライト】 ・人間は、意味不明なもの、アリエナイことが嫌い。しかし、アリエナイにも理由がある。なぜアリエナイことが存在するかを調べることで、その理由がわかる。アリエナイと思うことは、新たな知見を得る第一歩になる。 ・世界には多くの「アリエナイ」がある。日本の常識、当たり前は小さな世界。これにがんじがらめにされて悩むのは馬鹿らしい。広い世界を見渡した上で、日本を改めて高いところから見てみる。 〇アジアの一例 ・シンガポールではいろいろと厳しいルールがある。それはいろいろな民族が住んでおり、宗教、生活、文化が違う中で、それぞれが自分のルールで動けば混乱が生じるから。 ・インド人は良く言えばフレンドリー、悪く言えばなれなれしい。人口が多く、混雑した中で暮らしており、人と人との距離が近く、「自分の空間」が小さいことが原因としてある。 〇ヨーロッパの一例 ・フランスでは、国が、親が1人でも子供をしっかり育てられるようルールを決めている。結婚する男女の数は少ないが、子どもが生まれる割合は多くなっている。国が、家族や愛にいろいろな形があることを認め、それを支えていこうと考えた結果である。 ・デンマークでは義務教育では試験も通知表もない。一部で試験は導入され出したが、正解を問うより、意見をどれだけ言えるかを重視している。義務教育終了後に激しい競争が生まれるが、義務教育のうちは自分の好きなこと、得意なことを見つけることに重点を置いている。 〇南北アメリカの一例 ・ブラジルでは日本以上にさまざまな人が住んでおり、貧富の差だけでなく、アマゾンの奥地に住む部族などのことも考える必要がある。そこで、選挙は義務となり、行かなければ罰金があるが、貧しい人のために無料送迎バスを手配、文字が読めない人のために顔写真を投票画面に付ける、などの取組で、投票に来られない理由を国が解決する。投票率は約80%と、日本を大きく上回る。
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2020/12/20 世界は広い! 多様性多様性と言うけれど こういう文化の違いも「そうなんだ」と受け入れるべきだと思う。 日本から見た他の国の文化「ありえない!」だけど、我々が当たり前だと思っている日本文化は 外国から見たらありえない!って思われる部分もあるのかな
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「えー!?そうなんだ!アリエナイー!」と思う事から「アリエナイ」だけで終われない国の歴史もあり考えさせられる事もありました。 漢字には『ふりがな』が書いてありますし、絵も独特なポップ?な感じなので小学生でも楽しく読めると思います。 『アリエナイ!はその国を知る最初の一歩』 まさ...
「えー!?そうなんだ!アリエナイー!」と思う事から「アリエナイ」だけで終われない国の歴史もあり考えさせられる事もありました。 漢字には『ふりがな』が書いてありますし、絵も独特なポップ?な感じなので小学生でも楽しく読めると思います。 『アリエナイ!はその国を知る最初の一歩』 まさにそう思いました。
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日本から見たら「アリエナイ! 」と思えるような習慣って 沢山あるんですよ 世界の国の人たちのことを知るワールドツアーです ちょっと児童書向けに 大げさに書かれているな とも思いますが ぐっと食いつかせて しっかり理由も読ませる なかなか 上手い本だと思います
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図書館の児童図書なのだが、面白くて、手にした本である。 先日、アメリカの親戚に、黒人男性が、警官に射殺された事件を受けて、大坂なおみ選手が、」あわや棄権!との報道が、されたことについて、メールで、意見を聞いた。 アメリカでは、現在数億丁の拳銃が、国内に存在されており、国民の数...
図書館の児童図書なのだが、面白くて、手にした本である。 先日、アメリカの親戚に、黒人男性が、警官に射殺された事件を受けて、大坂なおみ選手が、」あわや棄権!との報道が、されたことについて、メールで、意見を聞いた。 アメリカでは、現在数億丁の拳銃が、国内に存在されており、国民の数よりも多い! 有名俳優チャールトン・ヘストンが、銃協会の会長で、住民票と犯罪履歴が、無かったら、銃が、購入できるのだと・・・ アトランタでは、「風と共に去りぬ」の舞台の跡を作っている所があり、未だ、西部劇の様な時代背景が、未だに続いており、白人主義的な所が残っている。 リベリア共和国も、アメリカの奴隷解放で、帰国した奴隷たちが、独立した国を作った。 自由リバティから名付けられたと、初めて知った。 南アフリカのアパルトヘイトは、有色人種と白人と、駅も食事の場所も、全て2つに分かれていた。 1994年アパルトヘイトが、選挙で、無くなったと、、、書かれていた。 当時から、商社の日本人は、黄色人種であったけど、白人と同じ扱いであった、知人から聞いていた。 この本でも、ラトビアのように、16世紀から、ポーランド、スウェーデン、ロシア、ドイツなどの国に支配されて、ラトビア人も自分の民族を忘れないように民謡を120万曲も残しているのだと・・・ 皆、わが国をファーストと、思い、それが当然と、思っているのだが、、、、やはり、知らないことが多い。 この本は、国名、首都、人口、国旗、位置、は、勿論の事、イラストの面白さに加え、次のページで、謎ときの様な理由が、書かれていて、良い易い。 是非読んで欲しい本である。 コロナが、終息したら、又、各国からの旅行者や訪問者が、来日するだろうと、、、、思いながら、本を閉じた。
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