バスケットボール判断力を養うスペーシングブック の商品レビュー
今まで何となくやっていたオフボールの動きにメリハリをつけることができるようになった。 また不必要に動き回ることを避けることで、体力を温存しボールマンのプレーの妨げにならないように動けるようになった。
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バスケットボールで個人スキルアップを目的としたドリルは多数ある。今は書籍以外にも動画サイトなどで目にすることも多くなり、スキルコーチを名乗る人も増えてきた。 バスケットボールの基礎技術というと、ドリブルやシュート、フットワークを中心に語られることが多い。 しかし、バスケットボールが5人によるチーム競技である以上、チームメイトの動きに連動した動き、いわゆる「合わせ」と言われる部分も基礎技術に入ると私は思っている。 この本はその動き、「スペーシング」に焦点を絞った一冊である。 表紙下に「オフェンスの8割はボールを持っていない時間」と書かれているように、ボールを持っていない時間にどれだけ有効な動きができるかは非常に大切である。 この本はその有効かつ基礎的な部分でありながら、あまり体系的にまとめられてはこなかった「スペーシング」を写真を使いながら分かりやすく解説してくれる。 「合わせはパターンではなく『原則』で考える」とあるように、合わせの原則を解説しているため、読みながらここはこう動くのではないかと、段々と予想と答え合わせをしながら読みすすめることもできる。 合わせの原則から始まり、5アウト、4アウト1イン、3アウト2インの場合分け、トランジションからハーフコートオフェンスへのスムーズな移行の仕方についても書かれているため、どのような戦術を用いていても役立つ。 「合わせ」を教えたい指導者、「合わせ」を学びたいプレーヤー、どちらにも非常にためになる一冊。
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