君の銀のあし の商品レビュー
挫折を経て、お互いとの出逢いを経て... 当たり前がないことを知っているふたりが共に歩む未来は、きっと毎日が輝きに満ちる。
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外国が舞台だからかもしれないし、この作者さんの作品は初めて読む?のですが、二人とも我が我がが強くて、ちょっと日本人の感覚ではなくてだいぶ外国ナイズされていた…かな。 元ピアニスト×義足スノーボーダー。 それでも最初は受け(受け攻めポジも好み的に逆なんだな…)の方が自由奔放という感じだったのですが意外と身持ちが堅かった。逆に日本人の攻めはこちらも萎えるようなひどい言葉で受けを傷つける(しかも義足に至る事故のことで!)あまり心情を表されていないので、エイリアンに遭遇したかのような…かわいく言えば不思議ちゃんでした。
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義足の人の生活の実際が色々分かって為になった。ヨーロッパでの暮らしとかパラスポーツについてもよく調べていて、ストーリーは嫌味のない読後感だったと思う。 主人公ススムといい、義足のスノーボーダーのトビアスが彼に贈るガーベラといい、平沢作品にあったモチーフが散見される。作者は平沢進フ...
義足の人の生活の実際が色々分かって為になった。ヨーロッパでの暮らしとかパラスポーツについてもよく調べていて、ストーリーは嫌味のない読後感だったと思う。 主人公ススムといい、義足のスノーボーダーのトビアスが彼に贈るガーベラといい、平沢作品にあったモチーフが散見される。作者は平沢進ファンなのじゃないかな。 顔を赤らめつつ書店で購入したけど特典が無かったのはちょっと残念。
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将来に悩みながら外国へ旅に出たりと放浪癖のある日本人×トップパラスノーボーダーの快活明朗なオランダ人。 日野さんの作品はたまに電書で短編を読むくらいだったのですが、表紙に惹かれて紙で買ってみました。 今作はしっかりBLでありながら、このページ数に上手く収められた一つのラブロマン...
将来に悩みながら外国へ旅に出たりと放浪癖のある日本人×トップパラスノーボーダーの快活明朗なオランダ人。 日野さんの作品はたまに電書で短編を読むくらいだったのですが、表紙に惹かれて紙で買ってみました。 今作はしっかりBLでありながら、このページ数に上手く収められた一つのラブロマンス作品の印象が強かったと思います。想定していたよりも、国際交流や芸能職、同性や障害の事情・心情についても程よくそれとなく触れていて、空気感の伝わる読んでいて心地いい作品でした。 自然な流れであのラストだったので、今度はゆっくり第二部も読みたい、と思わされました。映画とか、ドラマのような読後感です。 ススムのどこか陰を帯びた雰囲気に対して、トビアスの素直で光るような笑顔が可愛いく、二人の思い思いのやり取りもとても楽しかったです。 義足の着脱は勿論、些細な一挙一動がコマで見られるところも好きです。 書店特典は『一話で別れたあとの各自』。
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