あの日の交換日記 の商品レビュー
長編かと勝手に思い込み読み始め。連作短篇集?になる?のかな?? 交換日記が絡む、日常のミステリー。 ちょいちょいとカラクリに自分で気づける感じのミステリーだった。 度肝抜かれる!といった結末とは違ったものの、一冊かけて繋がり謎が解けて行く感じ。 途中から、あれ?この人はどこで出て...
長編かと勝手に思い込み読み始め。連作短篇集?になる?のかな?? 交換日記が絡む、日常のミステリー。 ちょいちょいとカラクリに自分で気づける感じのミステリーだった。 度肝抜かれる!といった結末とは違ったものの、一冊かけて繋がり謎が解けて行く感じ。 途中から、あれ?この人はどこで出てたっけ??とかいう自らの記憶力の低下にぐぬぬ…となったりもしたけれど、そこは紙の本の良さ!ザザッとページを遡り確認しに戻れたりもしつつ楽しみながらの読了。
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交換日記形式の連作短編ミステリー、面白かったし読みやすかったです。色々繋がったときの爽快感良かった。 交換日記、小学生の時にしている子いたな~❗憧れていたけど、なんか終わりを想像して避けていたような気もする…
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※このレビューにはネタバレを含みます
交換日記をテーマにした連作短編集。前半先生と生徒との交換日記、後半は先生以外の登場人物の交換日記を通して、伏線を回収していく。 つながっていそうな感じのする展開が最後に収束されていく。 もう一度読み直さないと、それぞれのつながりを読み逃しているような気がする。
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みなさんのレビューを見て、遅ればせながら読んだ本作。 そして辻堂ゆめさんの作品は初めて読みます。 ミステリーとも言えるし、人間ドラマとも言える不思議な作品。ミステリーとして捉えるのならば、連作ミステリーに当たるのかな? 一つ一つの物語が一見つながっているように見えて、途中までは...
みなさんのレビューを見て、遅ればせながら読んだ本作。 そして辻堂ゆめさんの作品は初めて読みます。 ミステリーとも言えるし、人間ドラマとも言える不思議な作品。ミステリーとして捉えるのならば、連作ミステリーに当たるのかな? 一つ一つの物語が一見つながっているように見えて、途中までは微妙につながらないんです。でも、後半で怒涛の回収がなされて、微妙に繋がらないと思った違和感を全部回収してくれます。 何より、交換日記という手段で、子供自体を思い出させてくれた本作品と先生に感謝。 先生が設定したルールを、おそらく何一つ守らずに私の子供自体の交換日記は終わった。と思います。 交換日記を止めたくなっても相手に何も言わなかったし(それはたぶん友達も一緒)、自分から終わらせたのか友達から終わらせたのか定かではないけど、終わったノートもどこかに行ってしまった。お陰様で(?)、小学校の友達で今も連絡を取れる友達はごく僅かです。 今さらこんなことを思ってもどうしようもないけど、子供時代もっと丁寧に生きればよかったなと思いました。
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短編小説なのに、それぞれのストーリーの結末の完成度が高い。また、登場人物も綺麗に繋がっていて面白かった。それにしても、交換日記って懐かしいなー。小・中学生時代に流行ったけど、本作品みたいなエピソードはあまりなく、書く内容は本当に薄い内容だったような…。改めて、手書きで日記を書く良...
短編小説なのに、それぞれのストーリーの結末の完成度が高い。また、登場人物も綺麗に繋がっていて面白かった。それにしても、交換日記って懐かしいなー。小・中学生時代に流行ったけど、本作品みたいなエピソードはあまりなく、書く内容は本当に薄い内容だったような…。改めて、手書きで日記を書く良さを知った作品だった。
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途中まではそのまま往復書簡のような交換日記を通じて、小学校の先生を中心に話が3話話進む。4話目から少し不穏な空気を感じ始めるが5話目の最後で決定打、からの7話目でのはぁそういう事かとなかなかに上手い。一篇ずつが面白いかといえばそこまででもないのだが
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交換日記、昔はスマホも無く、友達同士でやったなぁ…。文字にして相手に伝える事で 改めて自分の気持ちとも向き合えるような気がする。イッキ読みをおすすめしたい。ああ、そうだったかぁと読書の醍醐味を感じる作品。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
交換日記の形式でストーリーが進む連作短編ミステリ。 日記は本人が書くものだという思い込みを逆手にとった叙述トリックに騙されました。ひとつひとつは独立した短編ですが、最後に全てのストーリーがつながり、全容が読者に分かるような仕掛けになっています。 ただ無理やり登場人物を皆繋げなくても良かったような…ちょっと作為的すぎる気もしました。作為的といえば、日記という形式を使った物語なのでしょうがないのですが、自殺を仄めかす生徒に対して交換日記で返事をするのはあまりに悠長すぎないかと…教師としてそれで良いのか?と気になりました(話の都合上とはいえ)。あと、辻堂さんまだお若いのに、登場人物の話し方とか妙に古臭いんですよね…そこも気になってしまって…。
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連作短編集の形でありながら、全ての話に繋がる時系列のミスリードがあったりと、よく作り込まれたミステリだった。一つ一つの短編についても、しっかりと叙述トリックが使われていて、飽きさせない構成となっていた。
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「つながった」という印象。 交換日記、昔はまったけど、今の時代の子も手書きで想いを書くという経験をするべきだと思う。
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