やがらす魔道具店と黒い結末 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
手に取る機会があって、図書館で借りた。 「あなたのお悩み解決します ーーやがらす魔道具店」 その奇妙な店は、悩める人の前に現れる。 店主は夜烏聖(やがらすひじり)、助手はセンリ。その人の悩みに役立ちそうな魔道具を扱っていて、お代はその人の大切なもの。 そしてひとつの約束があって……。 個人的には好きじゃないです。 短編集なので、最初の3つを読んでもうやめちゃおうかな、と思いながら4つめを読んでちょっと変わって、何とか最後まで読めました。 あからさまな示唆と、後味の悪さがどうかなと思います。 人の欲望のおそろしさの話。 欲望に呑み込まれる人の弱さ、対して、欲望を制して自分を律する強さと尊さ。 絵が怖いです。 私も小学校中学年から高学年のころ、学校の怪談などの怖い話が好きだったので、その延長のようなものなのか、はたまた、不条理な現実に折り合いをつける準備なのか。 もやもやをそういうものとして受け入れたり、反面教師的に学んだり? こういうのが好きな層がイヤミスに進むのか?、なんだかもう、わかりません。 とにかく、もっと違う本をすすめたいです。
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本当に黒い結末ばかりで後味悪い。イラストも子供向けにしては不気味でさらに読後感が悪い…。こういう魔道具ものって何だっけ、ともやもやしながら読んだが、他のレビューを読んでなるほど、「笑うせぇるすまん」か。どーん!
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田丸雅智版「笑うせぇるすまん」といった感じだろうか。 全てが黒い結末というわけではないので、少し救いがある。 ショートショートということもあり、サクサク読める。 小学校中学年~中学生向けという感じ。
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暗い欲望を抱えた人の前に現れる「やがらす魔道具店」 怪しげな店主と三ツ目の烏が、大切なものと引き換えに願いを叶える魔道具をくれる。 『擬擬像』が良かった。 欲望に引きずられてしまう客が多い。 この本を手に取るであろう読者を考えると、お話の主人公はみんな子どもか学生でも良かった...
暗い欲望を抱えた人の前に現れる「やがらす魔道具店」 怪しげな店主と三ツ目の烏が、大切なものと引き換えに願いを叶える魔道具をくれる。 『擬擬像』が良かった。 欲望に引きずられてしまう客が多い。 この本を手に取るであろう読者を考えると、お話の主人公はみんな子どもか学生でも良かったかも。
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