まだ早い!! の商品レビュー

平野あお(著者),安野メイジ

2020/10/14

この国の皇族には『運命の伴侶』がいる。
運命の伴侶とは唯一無二にして、その皇族の寵愛を一身に受ける存在だ。
皇族が十八歳という成人の節目を迎えると、花紋という花の形をした紋様が身体のどこかに浮かび上がる。
そして運命の伴侶は成人いかんに関わらず、皇族の方に紋様が出れば伴侶の身体にも花紋が現れる。

裕福な商家の一人娘のフーリンはお腹の痣が、花紋であることに気付き、愕然とする。
母を亡くして引きこもり、食べることで笑顔を繋いで来たフーリンは、ぽっちゃりをかなり通り越した体型だったのだ。
美形で聖騎士でもある、第二皇子の横に自分が立つなんて！
娘に甘い父に頼み込んで、隣国へ留学して痩せて見せる！と国をでたものの。
ぽっちゃりを通り越したフーリンは留学先のクラスメイトからは距離をおかれ。
でも、なんでか隣国の第４王子に、他国の留学生、再開した幼馴染みに囲まれて、何やらきな臭い他国の事件に巻き込まれて行く。

何も考えずに楽しめるお話し。
フーリン以外が皆んな思惑がありそうでジリジリする。
周囲はどうあってもフーリンの卑屈ながらも真っ当な考え方がほっとさせるのかも。

2020/07/17

なろうサイトでの短編判がとても良かった作品。

美形な第二皇子ギルフォードの"運命の伴侶である徴"があらわれたのは、おデブな引きこもりフーリンにだった。
ダイエットして痩せたら名乗ろうと逃げるフーリンだが…。

納得できない展開があって、読み進めるのに苦労しました。
特にフーリンの周りに何故か現れる王子、大魔導師、情報屋。
いきなりフーリンに相談を持ちかける王女、おかしいだろう！
引っかかりあると読むのは苦労です。