最終版 気くばりのすすめ の商品レビュー
鈴木健二さんが2024年95歳で亡くなる4年前に書き上げた本。学生時代に『気くばりのすすめ』を読んで感銘を受けたが、今回は令和時代の気くばりについて書かれている。歩きスマホや、ヤバいという言葉遣いについて警鐘を鳴らしている。 気くばりは技術ではありません。空気が見えないように『...
鈴木健二さんが2024年95歳で亡くなる4年前に書き上げた本。学生時代に『気くばりのすすめ』を読んで感銘を受けたが、今回は令和時代の気くばりについて書かれている。歩きスマホや、ヤバいという言葉遣いについて警鐘を鳴らしている。 気くばりは技術ではありません。空気が見えないように『気』は言葉では説明できません。愛、優しさ、思いやり、親切、時には勇気など、人間が持っている美点が、瞬間や短時間のうちに、何らかの動作に出てくるのが気くばりです。 肝心なのは、『人にしてあげたことは、すぐに忘れなさい』という態度です。
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著者、鈴木健二さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 鈴木 健二(すずき けんじ、1929年〈昭和4年〉1月23日 - 2024年〈令和6年〉3月29日)は、日本のフリーアナウンサー・司会者。元NHKアナウンサー。 ---引用終了 で、本作の...
著者、鈴木健二さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 鈴木 健二(すずき けんじ、1929年〈昭和4年〉1月23日 - 2024年〈令和6年〉3月29日)は、日本のフリーアナウンサー・司会者。元NHKアナウンサー。 ---引用終了 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 いまこそ日本人が忘れた「気くばり」を!400万部突破の『気くばりのすすめ』(正・続)から40年。著者、91歳。数々の経験をしたいまだからこそ語れる「気くばり」の原点とは! ---引用終了 1980年代に刊行された『気くばりのすすめ』と勘違いして、図書館から借りた。 勘違いではあるが、内容は、なかなか良い。 p16に、著者の東京大空襲の体験が書かれているので、引用します。 ---引用開始 猛火烈風の中で、私は時には焼夷弾で焼けた道路に四つん這いになって、背中に母を乗せて、数センチずつ前に進みました。いつもは6分間で行けるわが家から、あれから70年以上の今も、あの時の形のままで国技館のすぐ隣に、何事もなかったかのように建っているJR両国駅のホームに、1時間半もかかって辿り着き、先導してくれた父と共に、停車していた1輌の客車の中で、ホッと一息ついて、辛うじて生きのびたのでした。 ---引用終了
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