「第三者委員会」の欺瞞 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
この本のここがオススメ 「大半の第三者委員会は、真相究明どころか、不祥事への関与を疑われた人たちが、その追及をかわし、身の潔白を証明するための“禊のツール”として機能している」「第三者委員会は、グローバルスタンダードとは縁もゆかりもない。~ドメスティックな仕組み」
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問題の全容を解明し、責任の所在を明確にするための第三者委員会ですが、実際は真相究明どころか、ただの禊のためのツールになっていることも少なくないと言います。 第三者委員会の調査が、世間の追及から逃れる隠れ蓑になっています。 第三者委員会の欺瞞を、徹底的に暴いていきます。 第三者委員...
問題の全容を解明し、責任の所在を明確にするための第三者委員会ですが、実際は真相究明どころか、ただの禊のためのツールになっていることも少なくないと言います。 第三者委員会の調査が、世間の追及から逃れる隠れ蓑になっています。 第三者委員会の欺瞞を、徹底的に暴いていきます。 第三者委員会が、きわめて日本的なもので、諸外国に無いものだと、初めて知りました。
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八田先生の本、一般向けも含めて初めて目を通すかも。 もう10年も前の内部統制実施基準ですが、ガバナンスコードなんかもできたし、財務報告に限らないものへ、バージョンアップしたりしないんだろうか。本家のCOSOがフレームワーク自体の改善に継続的に取り組んでいるわりに、日本って、研ぎ...
八田先生の本、一般向けも含めて初めて目を通すかも。 もう10年も前の内部統制実施基準ですが、ガバナンスコードなんかもできたし、財務報告に限らないものへ、バージョンアップしたりしないんだろうか。本家のCOSOがフレームワーク自体の改善に継続的に取り組んでいるわりに、日本って、研ぎ澄ましたり、練り直したりってのが苦手なんですかね。 それにしても、書籍自体は八田先生流の毒舌満載ですが、まあ言ってることはごもっともと言えるかな。どれでもよいので、元の調査委員会報告書と格付け委員会のコメントを読んでみるのをオススメします。
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具体例が提示されており、非常に納得性が高い。 この枠組み自体が「日本製」であったことは知らず、勉強になった。
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不祥事のたびに発足する「第三者委員会」。だが、お粗末な報告書も少なくない。第三者委員会とは何か。その正体をつまびらかにする。
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企業が不正等問題を起こした際に脊髄反射的に結成される第三者委員会の役割について警鐘を鳴らした本。仏作って魂入れずとは良く言ったものだが、調査機関たる第三者委員会が有効かつ透明性を持って問題の分析、解明にあたって欲しいと切に願わずにはいられない。
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"(前略)第三者委員会といえば「何らかの形で法的な裏付けが与えられたもの」「当然のごとく調査能力を備えた組織」と思い込んでいる人が少なくない(略)。企業などの不祥事が発覚し、世間の非難にさらされたとき、救世主のようにやってきて「第三者」の名の下に調査報告書を公表していて...
"(前略)第三者委員会といえば「何らかの形で法的な裏付けが与えられたもの」「当然のごとく調査能力を備えた組織」と思い込んでいる人が少なくない(略)。企業などの不祥事が発覚し、世間の非難にさらされたとき、救世主のようにやってきて「第三者」の名の下に調査報告書を公表していても、実は原因すらを究明できない委員会が多いということだ。(以下略)"pp220-221 紹介される実例を読むと、第三者委員会が企業の駆け込み寺として機能していることが良く分かる。本著には紹介されていないが、第三者委員会による報告書の一つに私の専門分野の物があるので、本著の内容を踏まえて一度読んでみたいと思う。
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