ブルーネス の商品レビュー
東日本大震災の地震予知、津波観察の失敗を受け、実際に科学的根拠を持って書かれた小説。 一秒でも速く津波情報を被災地に届けようとするシステムは、現在でも実際に進められているようだけど、やはり学会の派閥などの影響もありスムーズには進んでいないようだ。 その辺も含め書かれているので、大...
東日本大震災の地震予知、津波観察の失敗を受け、実際に科学的根拠を持って書かれた小説。 一秒でも速く津波情報を被災地に届けようとするシステムは、現在でも実際に進められているようだけど、やはり学会の派閥などの影響もありスムーズには進んでいないようだ。 その辺も含め書かれているので、大変興味深くかつ面白く読めた。 海底に張り巡らされたケーブルから津波情報を取得するシステムは、膨大な経費がかかる。 この本では、ケーブル方式ではなく、海底に沈めた観測機から、会場に浮かべた発振器からの情報で予測するというもの。 ただ、それには問題も多く、ひとつひとつ解決して行かねばならない。 ケーブル推進派からは圧力や妨害もある。 その辺の話が小説として面白かった。
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最後の神戸大学海洋底探査センターの教授であり、センター長の巽さんの解説も含め、おもしろく、興味深く、熱くなりました。 読んだ小説をドラマ化すれるのは余り好きではありませんが、これはNHKあたりでドラマ、もしくはアニメ化されたらいいのになと思いました。
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【若き科学者たちの情熱がほとばしるエンタメ長編】津波のリアルタイム観測――。地震研究所を辞めた準平は、旧知の武智に誘われ、個性豊かな研究者とこの無謀な計画の実現に走り出す!
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