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2021/11/16

表紙の可愛い結婚風景にひかれて、手を取った本である 世の中が、円く納まる(収まる?)ように、全ての料理を円い器に盛りつけて客に出す わん屋。 シリーズ物と、知らずに手に取った本なので、人間関係と登場人物が、最初から、読みにくい。 料理と江戸の人々の日常が、描かれているのだが...

表紙の可愛い結婚風景にひかれて、手を取った本である 世の中が、円く納まる(収まる?)ように、全ての料理を円い器に盛りつけて客に出す わん屋。 シリーズ物と、知らずに手に取った本なので、人間関係と登場人物が、最初から、読みにくい。 料理と江戸の人々の日常が、描かれているのだが、第5章の「常ならぬもの」には、月命日しか現れない娘の事が、書かれており、段々、話の内容がわからなくなって来た。 その受け「からくり人形」が、盗賊の場所を見つけ出すにあたっては、話が、飛躍しすぎて、摩訶不思議な物語になって来ている。 事件と江戸時代の料理内容を挿入しながらだけど、話の一貫性が、無いように思われる。 坂岡真氏の「鬼役」は、登場人物や部屋の配置まで、最初に書かれているので、シリーズであっても、読みやすい。 和田はつ子氏の「料理人季三」のシリーズも、登場人物が、描かれているので、途中の巻から読んでも読みやすい。 この本も、登場人物が、多いので、最初に人間関係を記述して欲しい物だと、思う。 それに、事件と摩訶不思議な事と料理、・・・沢山 内容豊富でも、話の筋が、右往左往で、面白みが半減してしまう所が惜しい。

Posted byブクログ