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写真集 女、美しく… の商品レビュー

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2024/03/10
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返却と予約本のピックアップで訪れた図書館にて♪ 美しき女性たちの日常を切り取った写真集です。 彼女たちは煌びやかな世界のモデルさんではありません。 どちらかと言えば途上国と呼ばれる国々で暮らす彼女たちの日常は美しさ、強さ、温もり、慈愛を感じさせてくれます。 長倉洋海作品集では初の女性特集であり、写真家自身による文を添えた。 修羅場を踏み越え人間の非力さをわきまえた上での無手勝流ナガクラのカメラ・アイによって写し撮られた内面の美しさは商業主義とは一線を画し、独特で力強い。よってタイトル「女、美しく」を「ヒト、ウツクシク」と読む。 尊厳と勇気、今を明日へとつなぎ、日々を生きる力を見る者に与えてくれる女性たちへのオマージュである。 豊かな色彩と意匠、飾りなど、女性が身にまとう衣服はアースカラーのなかでひときわ映え、見る者の目を楽しませてくれる。 出版社からのコメント どの女性も輝いている。家族のために働く女、子を抱きしめる母、涙を溜めた少女、ハレの日ばかりではなくても、長倉洋海が撮った彼女たちは美しく輝いている。少女から恋する乙女に、そして母になっていく彼女たち、そして人生の実りを知る成熟した大人の女を撮った写真を、新旧シークエンスを変えて編むことで新たな表現となった。時代を超えて女たちはすべての源、恵みの象徴、そして愛そのものだということを感じさせてくれる、ジェンダー論を超えた視点が伝われば嬉しい。 著者について 1952年北海道釧路生まれ。写真家。同志社大学法学部卒、通信社勤務を経て1980年以降、フリーランス・フォトジャーナリストとして世界の紛争地を精力的に取材した。今日まで南洋から東南アジア、中東、シルクロードを踏破し、直近ではシベリアの少数民族ネネツなど極寒地の人々と暮らしを撮った。代表作にアフガニスタン抵抗運動の指導者マスードに密着取材した「マスード 愛しの大地アフガン」により国際的に高い評価を受け国内では第12回土門拳賞を受賞した。他に「エルサルバドル 救世主の国」(講談社出版文化賞)など著書、写真集多数。

Posted byブクログ