還暦からの底力 の商品レビュー
今年還暦を迎えるのですが、勇気を与えてもらいました。 エピソードではなくエビデンスで。 性別フリー。 明日に遅らせたら1日歳をとってしまう。 というのが心に残りました。 以下は読書メモ: はじめに どうすれば還暦からの底力を発揮できるかを明らかにするのが本書の目的 数字...
今年還暦を迎えるのですが、勇気を与えてもらいました。 エピソードではなくエビデンスで。 性別フリー。 明日に遅らせたら1日歳をとってしまう。 というのが心に残りました。 以下は読書メモ: はじめに どうすれば還暦からの底力を発揮できるかを明らかにするのが本書の目的 数字・ファクト・ロジックで、エピソードではなくエビデンスでとらえ、年齢フリーで考える 健康寿命を延ばす 一 社会とどう向き合うか ヤング・サポーティング・オールドからオール・サポーティング・オールへ。所得税と住民票で回っていた社会から消費税とマイナンバーで回す社会へ。 定年廃止 厚生年金をパート、アルバイトに適用拡大 変態オタク系、偏差値系 人間はいいかげん=猪八戒 仕事がつまらない→どうすればつまらない仕事を楽しくできるかを考えればいい、どうしても思いつかなければ転職サイトに登録 日本の労働力は足りない 団塊世代1歳200万人が引退、新社会人は100万人、毎年100万人不足 所得の二極化は自然な現象→対処法は再分配政策 二 老後の孤独と家族とお金 「人・本・旅」のライフスタイル→老後の孤独はなくなる 宗教を信じるのは自由だが自然科学では人間は星のかけらからきて星のかけらに戻るだけ。死を思い悩んでも仕方ない。 性別フリー さよなら、おっさん 三 自分への投資と学び続けるということ あなたの行動にブレーキをかけるのは、ただ一つ、あなたの心だけなのです。 タテヨコ算数 タテ=時間軸、歴史軸 ヨコ=空間軸、世界軸、算数=データで物事を考える 教養はおいしい人生を楽しむためにある 教養=知識×考える力 四 世界の見方を歴史に学ぶ 開国を決断した老中阿部正弘 西郷隆盛=毛沢東、大久保利通=鄧小平、伊藤博文=第二の鄧小平 レコンキスタと血の純潔規定→ダイバーシティの真逆の政策→スペインの衰退 必読の古典 ベネディクト・アンダーソン「想像の共同体」 国民国家の構造の理解 ウォーラーステイン「近代世界システム」 先進国と発展途上国の構造的関係 アダム・スミス「国富論」マーケットの理解、「道徳感情論」公の理解 ジョン・ロック「統治二論」民主主義の理解 ダーウィン「種の起源」生命の進化の歴史 保守主義=人間はそれほど賢くないので正しい社会の設計図は描けない、不満がないならそのままでいい 革新主義=人間は一所懸命勉強したら賢くなるし哲人政治も可能、革新主義で失敗したのがフランス革命 米中は人の交流があり、利害が一致しているので危機的な状況にはならないだろう。 イギリスは長期的にはEUに戻るだろう。貧しくなる道を選ぶ国はない。独仏はEUが分解すると利するのはEU以外だと知っているのでEUは保たれるだろう。 五 持続可能性の高い社会を子供たちに残すために 人口減少問題 出生率の低さ 男女差別 無意識に育児、家事、介護は女性がやると刷り込まれている。 社会構造が意識を作る。 シラク三原則 どんな年齢の人も今この時が一番若いので、思いたったら行動する。明日に先送りしたら1日年をとってしまう。 迷ったらやる。迷ったら買う。迷ったら行く。行動しないと世界は1mmたりとも変わらない。
Posted by
働けるまで働くことが、幸せにつながる。 人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる。 など、著者の思いが込められた本。
Posted by
P48 自分の頭で物事を根底から考え、自分の言葉で意見が言える能力 P155 先人の思考プロセスの追体験から始める P188 保守主義の根幹は人間はそれ程賢くないという人間観。革新主義との違いは人間の理性を信じるかどうか P235 迷ったらやる、迷ったら買う、迷ったら行く
Posted by
いくつになってもチャレンジできる。 若い人が読んでも参考になる。本をたくさん読んで、出会いや体験を大切にしたいと思えた。
Posted by
美味しい料理が良い食材と上手な調理法でできるように、 美味しい人生は良質な知識と考える力でできあがる。 ココシャネルからの引用でもあるように、1つ知識が増えれば1つ世界の謎が解ける。その分世界と人生は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい。 とんで...
美味しい料理が良い食材と上手な調理法でできるように、 美味しい人生は良質な知識と考える力でできあがる。 ココシャネルからの引用でもあるように、1つ知識が増えれば1つ世界の謎が解ける。その分世界と人生は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい。 とんでもない量の知識を持っているであろう著者がすごくシンプルに物事を考えている。 学ぶことのメリットの1つは人生をシンプル考えられることだ、と私も最近気付いた。 保守主義と革新主義の話も興味深い。
Posted by
この手の本をよく読むようになりました。 還暦にはまだなっていませんが まだまだ、老け込むつもりもありませんが このまま継続していくのも違うかなと思う この頃です。 そういう意味では、なかなか為になった内容です。
Posted by
出口治明氏の本は多数出版されているが、参考になることが多数書かれている。 オールサポーティングオールや定年の撤廃、男女差別の解消などの政策が実現すれば、未来は多少明るくなると思われるが、日本では実現しないんでしょうね。
Posted by
久しぶりに出会った衝撃的な本です。 書いてある事が、本を読むようになってから、ずっと感じ、考えてることばかりで、本当に感動しました。 ただ、感動し過ぎて、出口さんの考えに引っ張られないようにもしないといけないとも同時に思いました。
Posted by
出口治明さんの出演番組の反響が高く、残念ながら番組は見逃してしまったので、ならば本を読もうと週末に購入。 ハマって読んで、自分では最短の2日で一度読み切りました。 まだまだ読み込めていないので、うまく言葉にはできませんが、私が持ちたい人生観そのもの。 そして、それを社会構造、世界...
出口治明さんの出演番組の反響が高く、残念ながら番組は見逃してしまったので、ならば本を読もうと週末に購入。 ハマって読んで、自分では最短の2日で一度読み切りました。 まだまだ読み込めていないので、うまく言葉にはできませんが、私が持ちたい人生観そのもの。 そして、それを社会構造、世界史から見る歴史的事実、年齢フリーとなる仕組み、世界情勢や経済の見方、脳の発達などまで数字、ファクト、ロジックで語られているので、納得することばかり。ダイバーシティの重要性などはとてもわかりやすい。 好きなことをしよう、仕事を楽しもう、わからやすくいこう、たらればやめよう、好きなことをする時間を作るために集中して最短、最小限でやる、「人、本、旅」でたくさん出会おう、学び続けようもう少し感情を出そう…、迷ったらやる、迷ったら買う、迷ったら行く。 自分の中で背中押されたこともあります。 とても良い本と出会えました。ありがとうございます。 今日の第一歩は、背筋を伸ばして、ルーティン整理して、仕事は時間決めて切り上げて、帰りに2.5キロ走って帰る。 とてもいい。 一番若い「今」を充実させて生きよう。
Posted by
この本は作者の実像が最もよくわかる本であり、飯、風呂、寝るの人生からの脱却が必要と… 出口治明氏が凄いのは、その行動力と考え方の若さである。それを支えるのは読書と旅。この本を読んで私も一万冊の本を読もうと思ったが、計算すると間に合わないなぁ〜と
Posted by