アルテ(1) の商品レビュー
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この時代にも関わらず自分の好きなことをして 生きていこうとするアルテ。 世間知らずでもあるのだが前向きで良い。 親方もアルテを性別関係なく人として見てくれる。 二言目には女女で正直周りの扱いには読んでいていらっとしてしまうし アルテを応援したくもなる。 性別や立場ではなく自分という人間を見て欲しいアルテが 高級娼婦のヴェロニカを尊敬するところも真っ直ぐだし、 そんなアルテをヴェロニカが気に入ってくれるのも良い展開。 ヴェロニカは本当に素敵でこれはみんな好きになっていしまうという感じだし 男の庇護の外で生きようとしている女という同じくくりで アルテのことを見ているのは納得した。 まだ16歳だし自覚もできない恋がどうなるかも分からないが 溺れるような恋は地獄への入口というヴェロニカの言葉もまた共感するものだった。
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第82回アワヒニビブリオバトル「【往路】お正月だよ!ビブリオバトル2022」第4ゲームで紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。 2022.01.02
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珍しい、中世ルネッサンス期のイタリアが舞台の話。 これまた「オンラインの試し読みで出だしを読み」、 気に入って紙の本を購入。今は14巻まで買ったかな(^ ^ ベタをほとんど使わず、丁寧に描き込まれた画は、 電子書籍では勿体ない感じ。 紙でじっくり何度も味わいたい、と思い、迷わず...
珍しい、中世ルネッサンス期のイタリアが舞台の話。 これまた「オンラインの試し読みで出だしを読み」、 気に入って紙の本を購入。今は14巻まで買ったかな(^ ^ ベタをほとんど使わず、丁寧に描き込まれた画は、 電子書籍では勿体ない感じ。 紙でじっくり何度も味わいたい、と思い、迷わず購入。 主人公は、元貴族のおてんばな(死語?)絵描きの女の子、アルテ。 時々落ち込みはするが、あくまで前向きでひたむきな姿は、 周りの人をどんどん巻き込んで「アルテワールド」を作り出す。 「女は嫁に行って子供を産むのが仕事」と思われていた当時、 貴族の身分を捨てて「自分の好きなこと」にまっすぐな姿は、 快く思わない人もいるが、多くの人に指示されていく。 お針子から王族まで、アルテを取り囲む人々がみな魅力的。 憎まれ役にも、それぞれの立場や言い分が有り、 好きにはなれないがリアルで存在感がある。 何やら大きな「世界史の流れ」に飲み込まれつつあり、 今後の展開がとても心配(^ ^; 師匠への淡い恋心はどうなるのか(^ ^; 続きが気になっております(^ ^;
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SNSで『ブルー・ピリオド』が好き、と言ったら、知り合いから藝大つながりですすめてもらった作品。 異世界ではなく、ちゃんとした現実の中世フィレンツェの話。細かな書き込みも、逆風の中頑張る主人公も好み。自分にはできないから余計にそう思ってしまう! 頑元気をもらえるマンガです。
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2021.04.ピッコマにて読了 毎日1話ずつ無料で読ませていただいているので、 どこまでが1巻かよくわからず、とりあえず1巻目登録。 Amazonの批評はシビアなものが多いが、 私は好きですね。 貧困の中から成功を掴み取る話が多い中、 貴族で女で という逆パターンからやりたいことに進んでいく話いいと思います。 本当に女というだけで、壁が立ちはだかること多いから。 今の世の中をそのまま描くより、中世フィレンツェを選んだところも良い。 男社会で頑張らなきゃならないなんて、変なんだよ。 男も女も普通に生活できる世の中にならないとね。 アルテが男の徒弟制度の中で認めてもらうために頑張っているのは、日本のひと昔前、今もまだそうか…、を思いました。 会社で認めてもらうためには、男の2倍は働かないとダメだよ、と言われた20年前の日本を反映させてるよね。 今はどうなのかな。 今私は男女をあまり問わない、働きやすい中小企業で働いているから、気にならないけど。大企業はいい加減変わってるかな。 と、お話と関係ない話になりごめんなさい。 絵も上手で、毎日読むのが楽しみです。
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ルネサンス時代のフィレェンツェが舞台。 当時の絵画の材料や製作過程が主人公の作業からよくわかる。さらにパトロンや注文・報酬の支払い方法など、画家の生活も書かれている。 高級娼婦からパン屋まで当時の風俗が伝わってくる作品。
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