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写真集 人と共に生きる日本の馬 の商品レビュー

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2021/09/03

日本の在来馬や馬と関わりのある地域を訪ね歩いた、写真と記録。 1 在来馬のふる里を訪ねて・・・在来和種8種の昔と今。 2 祭の馬・・・チャグチャグ馬コ、馬射戯等、7つの祭と行事。 3 人と共に生きた馬たち・・・寒立馬、軍馬等の様々な馬の逸話。 口絵にカラー写真。文中にモノクロ写真...

日本の在来馬や馬と関わりのある地域を訪ね歩いた、写真と記録。 1 在来馬のふる里を訪ねて・・・在来和種8種の昔と今。 2 祭の馬・・・チャグチャグ馬コ、馬射戯等、7つの祭と行事。 3 人と共に生きた馬たち・・・寒立馬、軍馬等の様々な馬の逸話。 口絵にカラー写真。文中にモノクロ写真。 各所に、資料目録や文献等が適宜掲載。 在来馬8種、馬が人と共に主役になる、行事や祭り等、 全国の、地域の人々と馬との係わりの記録。 著者は「日本の馬」をテーマとしている女流写真家。 淡々とし、簡潔ながら要点を押さえた文章には、 馬への愛が感じられます。 戦前の種馬統制法と軍馬徴発、小型馬の生産禁止、 戦後の農業の機械化によって、激減した馬たち。 消滅した在来馬も多い。 だが、馬と深く繋がった土地や人々の努力で、残された馬たち。 馬に感謝や労いを示す祭や行事等も同様に継承されています。 それら継承の問題についても言及されています。 また、かつて生きた馬たち・・・軍馬、地駄引き、大障害馬等の 記憶。幻のウシウマの姿。現在も生きる御神馬の逸話等。 かつて身近に馬がいた時代、人と馬の距離が近かった頃。 その記憶を伝えると同時に、現代も残る人と馬の絆を示しています。 少ないとはいえ、写真が素晴らしい。もっと見たい。 出来れば、「日本の馬」をテーマとした写真集をぜひ、 出して欲しいです。

Posted byブクログ