生きる力を身につける14歳からの読解力教室 の商品レビュー
中学生にどうやったら、論理的な読み方を教えたらよいかと考えていたときにこの本に出会った。 本書は主に説明的文章を読む力を付けるにはどうすればよいかが書かれている本である。そもそも読むということはどういことなのか、なぜ文章読む必要があるのか、どのようなことに注意してる読めば読む...
中学生にどうやったら、論理的な読み方を教えたらよいかと考えていたときにこの本に出会った。 本書は主に説明的文章を読む力を付けるにはどうすればよいかが書かれている本である。そもそも読むということはどういことなのか、なぜ文章読む必要があるのか、どのようなことに注意してる読めば読む力が身に付くのかということについて、学術的な理論に基づいて書かれている。「方略」や「メタ認知」、「スキーマ」などの用語を身近な例を用いてわかりやすく説明している。中学生くらいの子供と著者の対話を通じて説明する点についても理解しやすいものとなっている。わかりやすく説明しながらも、前述したように学術的な理論を用いて説明しているので書かれている内容はとても信頼性のあるものである。読むためこ小手先の技術ではなく、読むということの理論も学べる本である。 自分自身も本書に述べられている方略やメタ認知、スキーマといった読むための理論を生かして読むとともに、中学生にもこれらの生かし方を伝え、文章を読むことが苦手な子供にも文章にが読めるという十巻をもたせたい。
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3人の中学生と対話形式で書かれていて読みやすく、読み終わるまでにあまり時間はかからない。 読解力と聞くと書いてある内容を正しく理解することと思うが、その「正しく理解」がとても大事であり難しいと感じた。 確証バイアスであったりスキーマ(枠組み)など我々は育った環境などに影響をう...
3人の中学生と対話形式で書かれていて読みやすく、読み終わるまでにあまり時間はかからない。 読解力と聞くと書いてある内容を正しく理解することと思うが、その「正しく理解」がとても大事であり難しいと感じた。 確証バイアスであったりスキーマ(枠組み)など我々は育った環境などに影響をうけているので、人によって捉え方にも差が生じてしまう。 これから本を読むときには、情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、疑い、自分で説明できるように、整理しながら読み進めたいと思った。
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読解力とは何か、ということを会話形式で教えてくれる教科書的な本。 如何に内容を理解するか、という話に留まらず、 記憶の構造や批判的思考を読書を通して育てる方法まで書かれていて面白かった。 読みやすいけれど、中学生から読むとなると難しいという子も出るかも。
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Twitterで見つけて読了。どっかで聞いたことがある著者だと思ったら以前この方の「読解方略の指導」という論文を読んでいた。現代文で付ける力を可視化する上でこの読解方略の考え方はとても支持できる。
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14歳からの読解力教室 #犬塚美輪 14歳からの〜と謳っており、対話形式で書かれているので、気軽にスラスラと読めました。#AIvs教科書が読めない子どもたち の#新井紀子 さんも推薦とのことです! 読解力をつけるための読み方の方策やアウトプットプットや説明することの大切さなどわ...
14歳からの読解力教室 #犬塚美輪 14歳からの〜と謳っており、対話形式で書かれているので、気軽にスラスラと読めました。#AIvs教科書が読めない子どもたち の#新井紀子 さんも推薦とのことです! 読解力をつけるための読み方の方策やアウトプットプットや説明することの大切さなどわかりやすく書かれていました。今まで国語の授業は指導書頼りでしたが
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司書さんからのオススメで読んでみた。 読解力、つまり物事を読み解くことについて、より分解して考えている一冊。中学生でもわかりやすくを意識しているところが少し読みにくいが、読むとはどう言うことなのか改めて考えられる一冊。 ●意味の単位を「命題」ということ。 ●人間の知識の記憶は...
司書さんからのオススメで読んでみた。 読解力、つまり物事を読み解くことについて、より分解して考えている一冊。中学生でもわかりやすくを意識しているところが少し読みにくいが、読むとはどう言うことなのか改めて考えられる一冊。 ●意味の単位を「命題」ということ。 ●人間の知識の記憶はネットワーク構造になっていること。 ●文章を読解するとか「方略」を使って読むと言うこと。 ●友達に説明するなどして、「メタ認知」をすることが重要
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読解力とは一体何か、誰が読んでも分かりやすい対話形式で書かれた一冊。ただ何となく文章を読むのではなく、「あれ」「それ」を無くして読んでみたり、知っている知識と結びつけて読んだりする方略と呼ばれる読み方を新しく学ぶことが出来た。また、多くの人が疑問に思う「漫画は読書に含まれるのか」...
読解力とは一体何か、誰が読んでも分かりやすい対話形式で書かれた一冊。ただ何となく文章を読むのではなく、「あれ」「それ」を無くして読んでみたり、知っている知識と結びつけて読んだりする方略と呼ばれる読み方を新しく学ぶことが出来た。また、多くの人が疑問に思う「漫画は読書に含まれるのか」といった問についても様々な登場人物の対話によって細かく説明されている。全ての教科に通ずるものがあるのでぜひ手に取ってみてほしい。
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読解力についての基本的な知識や考え方は、よく整理されている。 ただ、読解や思考という活動のブラックボックスは、スキルだけで解決できるのか。完成・感覚といったものは、多分重要な働きをしているのではないか。
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14歳からの、とタイトルについているが大人にもオススメできる内容だと思います。いわゆる国語の試験において要求される読解力、とはちょっと異なり、広い意味で論理的に物事を考えるための作法ともいうべきものかと思います。 それはとりもなおさず、コミュニケーション能力といいかえてもよいも...
14歳からの、とタイトルについているが大人にもオススメできる内容だと思います。いわゆる国語の試験において要求される読解力、とはちょっと異なり、広い意味で論理的に物事を考えるための作法ともいうべきものかと思います。 それはとりもなおさず、コミュニケーション能力といいかえてもよいもの。メタ認知、確証バイアス、批判的読解力、先入観にまつわる話しなど、わかってはいても、大人でもその罠にはまってしまうものですから、きわめて自覚的でなければならないですね。
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現代文が苦手で、読むための方略を どげんかせんといかん 息子用に買ったのだが、 まず 息子15歳に読んでもらうう方略がいるな。。 方略の章が なるほどだったので、人に説明できるくらい 理解深めたい。
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