ホワイト・イーグル霊言集 の商品レビュー

グレース・クック(著者),桑原啓善(訳者)

2024/09/03

2024/9/2読了

　このホワイトイーグル様はいったいどなたなのだろうか。
本書は、アランカルデック先生の天国と地獄、霊の書などを読んでいる方にとっては既知の内容が多い。

　では本書を読む意味はないかというとそれは絶対にない。読むべきである。本書は言葉の一つ一つに無駄がなく、この文章を心の中で唱えながら頁をめくることによって心が大変浄化されるのを感じる。よって、知識を得た後も本書を時に繰り返して読み、心を浄化するのが良い。

　ホワイトイーグル様はキリスト教系の天使様の一柱であられるようだ。内容はキリスト様の教えがふんだんに盛り込まれている。

　本書は特に、苦しみや失意の中にあるときに読むとよい。そのような苦痛や苦しみの中にある方を常に見えない天使様が励ましており、そのような苦痛に見事堪えて魂が浄化された方はあの世で大変な喜びが用意されている、ということが本書にも書かれている。
「それを楽しみにせよ」というのもいいが、私が言いたいことは少し違う。
　目の前にある苦しみや失意というものは、神様が私たちの魂をさらに浄化するために用意してくださっているものなのだ、その事実に気づくだけで今のこの苦しみは軽くなると思うのである。

2020/03/22

シルバー・バーチとならび定評ある「ホワイト・イーグル」の霊界通信、その原点。潮文社廃業をうけて、訳者桑原啓善氏が設立した出版社より再刊された。続刊の『霊性進化への道』を除けば、主要な訳書は全てでくのぼう出版で入手可能になっている。ホワイト・イーグルの訳書は他社からも数冊が出ているが、訳者の見識や、網羅性という意味ではこの出版社がおススメである。

なお、潮文社の書籍は現時点で『シルバー・バーチ霊言集』、アラン・カーデック『霊の書』上中下３巻、がこのでくのぼう出版より再刊済である。また電子書籍？だが、スピリチュアリズム普及会がAMAZONで『バーチの霊訓』全１１巻の内４巻までを出している。