民法 第6版(7) の商品レビュー
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家族法の一通りの基礎を勉強し直そうと思い立ち。 基本的に判例の立場で淡々と書かれており、未解決の論点を中心に若干著者の見解が入るという構成。 自分のニーズからは、通説と有力説の比較や著者の説とか要らないし、なんなら法制度の沿革とか比較法学的なコラムも要らない。のでそのあたりが最小...
家族法の一通りの基礎を勉強し直そうと思い立ち。 基本的に判例の立場で淡々と書かれており、未解決の論点を中心に若干著者の見解が入るという構成。 自分のニーズからは、通説と有力説の比較や著者の説とか要らないし、なんなら法制度の沿革とか比較法学的なコラムも要らない。のでそのあたりが最小限のボリュームとなっているのもありがたい。判例や裁判例の蓄積を確認しつつ制度全体を短時間で概観するという読み方で一周でき、大変ありがたい。 共著ではあるものの一貫した「判例説」の立場で書かれているため記述のブレなどは見当たらず、読みやすかった。定評があるのも納得。この前の改正についてはさすがに本書だけでは足りないけどそこを本書だけで済まそうって人はいないよね。
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