ドキュメント第二次世界大戦 情報戦略の真実 の商品レビュー

吉田一彦(著者)

2020/05/13

タイトルとおりの情報戦略にメインで触れているのは半分、残りの半分は第二次大戦中の戦略爆撃についてである。スパイといえばゾルゲ事件などが有名だが、今まで聞いたことのなかった映画のようなオペレーションが実施されていた。
英独の二重スパイ作戦、独ソ不可侵条約とバルバロッサ作戦に関しての警告を受け入れなかったスターリン、テヘラン会談とヤルタ会談の裏側でソ連側スパイにやりたい放題されていたローズベルト。
また、日本への空襲について、ドゥーリトル空襲時の日本の哨戒船の活躍や、B-29による空襲の初期は中国大陸から行われていたことは知らなかった。日本の防空戦闘機が体当たりしての活躍も具体的な事実はこの本から知った。