タルピオット の商品レビュー
中東のシリコンバレーと呼ばれるイスラエルの発展に寄与した、軍隊の養成プログラム、イスラエル人気質を紹介。 たしか書評で気になり購入。立場を問わず徹底的に議論をしたり、自分で判断できる組織は強いと痛感した。もっとも日本がどこまで取り入れられるか難しい部分もあると感じた。
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「中東のシリコンバレー」と称されるイスラエル。起業家精神を持った優れた人材を多数生み出す、同国国防軍のエリート養成プログラム「タルピオット」を紹介した書籍。 ハイテク産業の進展により、イスラエルは目覚ましい経済成長を遂げている。その躍進の背景には、「ユダヤ教やユダヤ人の持つ議論...
「中東のシリコンバレー」と称されるイスラエル。起業家精神を持った優れた人材を多数生み出す、同国国防軍のエリート養成プログラム「タルピオット」を紹介した書籍。 ハイテク産業の進展により、イスラエルは目覚ましい経済成長を遂げている。その躍進の背景には、「ユダヤ教やユダヤ人の持つ議論の文化」「イスラエル国防軍の人材教育」「スタートアップを取り巻くエコシステム(生態系)」がある。 ・ユダヤ人は仕事の依頼に対し、指示されたやり方ではなく、前提条件を疑い自分なりに工夫してやろうとする。また、権威に対してもためらわず、疑問を投げかけ議論する。 ・徴兵制のある同国では、若者に兵役が課せられる。この徴兵制は、若者に発想力や責任感、起業家精神を身につけさせる教育システムとしても機能している。 ・優秀な人材を求める外国企業や投資家が同国に集まり、スタートアップを取り巻くエコシステムとして機能している。 「タルピオット」は、選び抜かれた人材を集中的に磨き上げ、テクノロジーリーダーを育成するプログラムである。タルピオットでは、例えば次のような力を身につけられる。 ・自分で課題を見つけ、どのような方法でそれを実現するか、解決法を生み出す力 ・アイデアの実現に向けて提案し、リソースを調達するなど、現場で課題を見つけて、イノベーションを生む力 ・協力し、迅速に成果を上げるチームワーク ・失敗しても、振り返りを繰り返すことで改善し、困難に挑戦する前向きさ ・粘り強く任務を遂行する精神力 ・タルピオットの同期の強い連帯感や、卒業生全体のネットワーク
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タルピオット イスラエル式エリート養成プログラム 著:石倉洋子 , ナアマ・ルベンチック タルピオットとは、イスエル国防軍で、毎年50人しか選ばれないというエリートプログラム。 イスラエルは、人口約900万人と大阪府と同じくらい、面積は2.2万平方キロメートルと四国ぐらいの...
タルピオット イスラエル式エリート養成プログラム 著:石倉洋子 , ナアマ・ルベンチック タルピオットとは、イスエル国防軍で、毎年50人しか選ばれないというエリートプログラム。 イスラエルは、人口約900万人と大阪府と同じくらい、面積は2.2万平方キロメートルと四国ぐらいの小国である、しかし、国民一人あたりのベンチャーキャピタル投資額は674ドルで世界一。対GNP比でも0.38%と世界一で、アメリカを上回る。 本書ではイスラエルのイノベーションの仕組みについて以下の6章により紹介されている。 ①中東のシリコンバレーイスラエル ②スタートアップネーションの誕生 ③イスラエルを支えるエコシステムの秘密 ④なぜ、日本企業にイスラエルのスタートアップが必要なのか ⑤イスラエルスタートアップと組むヒント ⑥イスラエルとの協働から日本を変える イスラエルという国をしっかりと理解できておらず、何よりも「タルピオット」というプログラムの存在すらしらなかった。スタートアップが多く誕生している中東のシリコンバレー:イスラエル。歴史も浅く、大国とはいえないこの国で何が起きているのか。 停滞している日本を救うヒントがあるのか。そんな思いで本書を手に取った。答えはないものの、イスラエルの元気さと力強さを知ることとなった。 全員が平等を一番とは考えず、国もある目的をもって戦略的に尖った能力を集積させている。日本では真似できないところに強みを持つ。どれが正解なのかはわからないが多くの名だたる企業がイスラエルに注目している。 指をくわえてみているだけではなく、スピードを意識してできることは我が国にもあるはず。
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イスラエルはスタートアップネーションと呼ばれるほどハイテク起業が盛んで、世界中から技術と優秀な人材が集まっている。出る杭を打たず、失敗を許容し、言われた通りにはやらない、こういった文化がその背景にある。そしてタイトルにもあるタルピオットという軍のエリートプログラムは、幼少時代から...
イスラエルはスタートアップネーションと呼ばれるほどハイテク起業が盛んで、世界中から技術と優秀な人材が集まっている。出る杭を打たず、失敗を許容し、言われた通りにはやらない、こういった文化がその背景にある。そしてタイトルにもあるタルピオットという軍のエリートプログラムは、幼少時代から優秀な人材を選抜しており、兵役後に大活躍しているとのこと。 日本は0→1が不得手だったり、その他もろもろ現代の経済状況には向かない特質があるが、イスラエルとの協同で変革できるかもしれない。 2010年にエルサレムの旧市街には行ったけど、新市街やテルアビブに行って見ておけばよかったな。2020年5月にはオスロ合意を無効にするとかパレスチナ自治政府と揉めてるけど、どうなるかな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
イスラエル式起業のプログラムを日本での応用方法や日本企業との協働方法等も含めて書かれている。 エリート養成に徴兵制度もその一端を担っていることがわかった。
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