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鎖国 の商品レビュー

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2020/10/03
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大好き上田秀人先生 いつものロジカル時代小説ではなく、もう一つの 得意技である「戦国」物語ですが、時代は1642年 (ヤマ勘)主人公の平戸藩は前年オランダ商館を 長崎に移されて、南蛮貿易の繁栄を奪われた後で なおかつ幕府から睨まれている状態での新たなる 長崎警固への対策に主人公を向かわせる 実は本書は第3巻で、アタクシはココから読み始 めたため推測交えて書いたりもする タイトルの辻番奮闘記というのは、江戸に幕府を 開いたと雖も、政治の中心が来たばかりで何かと 物騒な時代(戦国の気風が残る)辻斬り防止の為 諸藩で辻番を設けた(1629年) 本作品でも以前その様な物騒な時代で、主人公も 気持ち良く人を斬りまくっている。実際日本人が 人を殺してはダメとかの精神構造に変わったのは 徳川綱吉五代将軍の改革(生類憐みの令・服忌令) 以後と思う(死や血に穢れを排除する思考) ※井沢元彦氏が言う時代は貴族も物騒な事例多し 長崎で何故その辻番なんだというのは、本書の流 れを見ればわかるが、大事な事は主人公は1~2 巻で知恵伊豆のような大物相手に藩を救う大活躍 をしたようなので、こんな感想書く暇があるなら 直ぐ読むべきだと言う事 (´・ω・`)ダナ

Posted byブクログ