おむすびの転がる町 の商品レビュー
表題作可愛くて好き。どの話も現実と不思議な世界との境界が曖昧で、朝起きたら妙な感覚になる夢をみたみたい。
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漫画、だいぶ前に新刊のコーナーに平積みになってたのを装幀買いしていたの、積読物件。満を持して読みました(どんなんよ)。これはめちゃめちゃ面白かった。小学校の頃につげさんのマンガを読んだ時のような、不思議な旅行感が味わえました。特に、ツチノコ、観光不案内、おむすびの転がる町の3作は...
漫画、だいぶ前に新刊のコーナーに平積みになってたのを装幀買いしていたの、積読物件。満を持して読みました(どんなんよ)。これはめちゃめちゃ面白かった。小学校の頃につげさんのマンガを読んだ時のような、不思議な旅行感が味わえました。特に、ツチノコ、観光不案内、おむすびの転がる町の3作はすばらしい。味わい深く、濃厚です。ただ、この絵柄は好き嫌いが別れると思う。お目目キラキラ系とか萌え系しか受け入れない人には不向きか? そして、ザキヤマのカステラ風蒸しケーキ、、食べたことはあったが、そこまで言われるとまた食べたくなりますねぇ。いつかどこかで見かけたら食べようと思います。
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"『おむすびの軌道をコントロールしてる者が居る…!』 この発見は、ねずみの穴の存在を確信させるとともに おむすびころりん攻略を飛躍的に進めたのだった! 『おもしろくなってきやがった』"[p.177_おむすびの転がる町] 「筑波山観光不案内」の最後の展開がすご...
"『おむすびの軌道をコントロールしてる者が居る…!』 この発見は、ねずみの穴の存在を確信させるとともに おむすびころりん攻略を飛躍的に進めたのだった! 『おもしろくなってきやがった』"[p.177_おむすびの転がる町] 「筑波山観光不案内」の最後の展開がすごく良かった。 事実と作り話が絶妙に共存してる感じが好き。 楽園Web増刊に好きに一直線なカステラ風蒸しケーキ物語の続編がある。 続・カステラ風蒸しケーキ物語 https://hakusensha.tameshiyo.me/200411PANPANYA 続続・カステラ風蒸しケーキ物語 https://hakusensha.tameshiyo.me/200420PANPANYA
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考現学。 知ることで世界が広がる感覚を疑似体験する。 そして何かを知ってアウトプットしたくなる。 伝え方教え方が上手!
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いつもと同じ道を歩いていたら、知らない建物があることに気付いて、いつのまにやら別世界に来てしまったような気分になる。 読んだ時のそんな感覚が癖になって、つい毎回買ってしまう。 雰囲気は変わらないのに、知らないものを見たような気になるところもあいかわらずだった。 「カステラ風蒸...
いつもと同じ道を歩いていたら、知らない建物があることに気付いて、いつのまにやら別世界に来てしまったような気分になる。 読んだ時のそんな感覚が癖になって、つい毎回買ってしまう。 雰囲気は変わらないのに、知らないものを見たような気になるところもあいかわらずだった。 「カステラ風蒸しケーキ物語」を読んでいて、自分にも昔好きな蒸しパンがあったことを思い出した。 食べたくなって調べてみたものの、かれこれ10年程前のことでぼんやりとした記憶しかない。画像検索でこれかと思うものを調べても、いずれも現在は生産していなかった。もう幻のパンと思う他ない。が、思いは募る。 とはいっても、解題にあるように、蒸しパンを通してあらゆるものの移り変わりとそれを受け入れて丁寧に生きる心境にはならなかった。 作者の、潰れたエネルゲンの缶を拾って磨いたり、行政発行の街路樹マップを買ったりする行動は何処からくるものなんだろう。一番気になったのは、定期的にそんなものを集めて置き場は尽きないのかということだった。それとも作品世界のように、謎の無限の広がりが漂うご自宅なんだろうか。
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観察と妄想が程よく混ざっている。道を歩く時、街を見るとき、少し角度を変えると、違う世界が見えてくるかも。
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今回のカバー下は……おお、壁。ふむ…撫でればモルタルのざらざらした味わい…。 「ツチノコ発見せり」冒頭の地味な捕獲シーンが好きである。なんとなく『逃げろツチノコ』を思い出した。 「筑波山観光不案内」大型きっぷと親交を深めるこちらも心温まる連作。 「そこに坂があるから」もし大人なら...
今回のカバー下は……おお、壁。ふむ…撫でればモルタルのざらざらした味わい…。 「ツチノコ発見せり」冒頭の地味な捕獲シーンが好きである。なんとなく『逃げろツチノコ』を思い出した。 「筑波山観光不案内」大型きっぷと親交を深めるこちらも心温まる連作。 「そこに坂があるから」もし大人なら泊まって続きを…という発言で、いくつだこの子?と冒頭を見返したらランドセルだった。小学生だったか…!いつもながら小学生でも社会人でも通じるキャラクターであることよ。 「坩堝」な、なんだっけこの字…えーと……調べました。るつぼ……あー!確かに!いつもは文脈で読んでるんだなあ。なんでも買ってくれるというリサイクルショップでは、果たしてポケットティッシュの包みと飴玉の袋(ゴミ)も買い取ってくれるのか?アイデアの元になったと思われる「道端に落ちていたエネルゲンの空き缶」も作中に登場していてにやり。 「街路樹の世界」街路樹マップかあ…各自治体でも作ってるのかしらん。 「茫洋」職場体験……んっ⁉おお、今回は「坂」「坩堝」「茫洋」と3編同じ小学生主人公…なのかなっ? 「カステラ風蒸しケーキ物語」食べたくなるじゃないか!もう扱ってないのか!もう! 「動物入門」なぞの動物今回も出演です。 「新しい土地」新人郵便バイトはつらいよ編。犬は親切だなあ。 「架空の通学路について」架空なのか…。ううむ、確かに実際に通った通学路の記憶ももはや印象頼りになっているなあ。 「おむすびの転がる街」これ一番好きです。そういえば道端になぜか同じようなごみがかたまって落ちていることあるよなあ…。
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