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瀕死の統計学を救え! の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2022/03/18

有意性検定の納得出来ない点や、大丈夫なのかと訝しむ点について、現場の専門家が数値例などを示して、解説してくれる良書。

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2020/12/11

日本でやっとp値についての問題を指摘した読みやすい本が出てきた。  次は、ベイズ統計学を用いた論文の記述方法についての本が出版されることを望む。

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2020/11/01

一読して「なるほど」と思ってしまったのだが https://twitter.com/genkuroki/status/1220130764148236289 という意見もあり…… SNSの戯言なら無視ですが黒木先生ではねぇ 著作多数の先生同士で意見が異なっている場合独学者はどうし...

一読して「なるほど」と思ってしまったのだが https://twitter.com/genkuroki/status/1220130764148236289 という意見もあり…… SNSの戯言なら無視ですが黒木先生ではねぇ 著作多数の先生同士で意見が異なっている場合独学者はどうしたものか

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2020/08/13

心理学研究の低再現性問題⇒有意性検定が持つ特徴⇒ベイズアプローチへ代替 なるほどと思う。できるなら自分もベイズアプローチへと思う。しかし,自分にできるという効力期待がない。 もう一度読んで自分で説明できるレベルに。そして,実際にやってみることが重要だな。

Posted byブクログ

2020/05/20

有意性検定(p値を用いた解釈)の問題点を指摘しつつ、現状、有意性検定が用いられているような課題に対して、ベイズを用いた分析が適用できることを示している。 ベイズの説明が非常にわかりやすい。おすすめの参考書も示されており、引き続き勉強を続けて、フレキシブルに分析ができるようになり...

有意性検定(p値を用いた解釈)の問題点を指摘しつつ、現状、有意性検定が用いられているような課題に対して、ベイズを用いた分析が適用できることを示している。 ベイズの説明が非常にわかりやすい。おすすめの参考書も示されており、引き続き勉強を続けて、フレキシブルに分析ができるようになりたい。 実務の現場では盲目的に有意性検定が使われているが(有意かそうでないかにばかり着目し、その差がビジネス的に意味のあるものなのかどうか見落とされがち)、どのようにその文化を変えていけるか。やはり高校〜大学の教育課程から変えていくのがベストなのだろうか

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2020/04/26

科学読み物と学術書の中間くらいの柔らかさで、(主に文系の研究者や学生に対して)仮説検定の問題点をわかりやすく説明している。 p値を使った仮説検定については、一応分かったつもりで業務上使用してきたが、使いにくい・分かりにくい・誤解を生むとは実感していたので、本書のようにその問題点...

科学読み物と学術書の中間くらいの柔らかさで、(主に文系の研究者や学生に対して)仮説検定の問題点をわかりやすく説明している。 p値を使った仮説検定については、一応分かったつもりで業務上使用してきたが、使いにくい・分かりにくい・誤解を生むとは実感していたので、本書のようにその問題点を整理し、なおかつその代替案を提示してくれていることは、データを用いた分析を行わざるを得ない立場としては助かる(具体的な計算方法は本書には記述されていないが、それは既に著者の「基礎からの統計学」及び「はじめての統計データ分析」を読んで知っていたので特に気にはならなかった)。 本書を読んだきっかけは、ソーバーの「科学と証拠」である。そちらはより理論的、哲学的に深く、データを用いた科学的な分析を掘り下げているが、こちらは理論的な話ではなく、実務者を具体的に支援するという観点で書かれている(と思う)。 両書を読むと、単純に実験等でデータをとって、何かの結論を得るという、科学を行う上での一丁目一番地、基本の基が、21世紀の現在においてもまだちゃんと確立されていないのかということに驚かされるとともに、著者が主張するように、p値に変わるような、よりわかりやすく、追試がしやすい科学的な主張方法について、せめて大学以上の高等教育や学術界において早急に確立してほしいと感じる。

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