アドルフに告ぐ(オリジナル版) の商品レビュー
3人のアドルフの物語。 アドルフ・カウフマン。 アドルフ・カミル。 そして、アドルフ・ヒトラー。 手塚治虫の世界。
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学生の時読んでなんとも言えない感覚を覚えた 実際の事件を織り込んでいきながらエンタメ性もあり色々な要素を盛り込まれた作品 兎に角、ストーリーが良く考えられている
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大分前に、手塚治虫作品が ある漫画アプリで公開されていたので読んだ。 漫画の神様ってこういうことなのか、と思った。 ずっと心に残る作品。 2022.5.14 別冊を含め再読。 昔本作を読んだときは、ただエンタメ寄りに捉えて読んでいた気がする。 それぞれの登場人物が、それぞれの思惑で動いて話が進んでいく。おもしろくて、読んだことがある今でも、ページを捲る手は止まらなかった。 ただ、『想像の共同体』を読んだことのある今は、感じたものが少し違った。 ひとつ立ち止まって考えると 3人のアドルフはいったい何のために戦ったんだろう? 特にカウフマンとカミルは少年の頃あんなに仲良しだったのに。…なぜなら、少年の頃はそんな思想に取り込まれてなかったから。 それら概念を歳を重ねるごとに背負わされて、様々な行為を重ねていき、結局あの結末に辿り着いた。 今生きる私たち全員、もう洗脳されてるんだと思った。だって、国家や国民という概念を疑うことって、普通に生きてたら、ない。 戦争をしない為に、どうしていけばいいかは正直分からない。でも、この作品がもっと多くの人に読まれて欲しいと思った。
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読み応えがある。 初版1986年、鋭い切り口で史上最悪のホロコーストを描写している手塚治虫さんの偉大さを感じる名作のひとつ。
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