レファレンスサービスの射程と展開 の商品レビュー
現代の図書館が提供するレファレンスサービスが持つ可能性を解説している一冊。 どこまでを行うべきで、更にどこまで調査できるものなのか。 難題を例に司書を対象とした専門書として綴られています。 デジタルのレファレンスツールに焦点を当て、今の時代に適応した調べ方を手解きしています。 検...
現代の図書館が提供するレファレンスサービスが持つ可能性を解説している一冊。 どこまでを行うべきで、更にどこまで調査できるものなのか。 難題を例に司書を対象とした専門書として綴られています。 デジタルのレファレンスツールに焦点を当て、今の時代に適応した調べ方を手解きしています。 検索エンジンによる簡易な調査が図書館を介さずとも利用者個人で行える時代、司書による専門職としての調べ方が問われます。 同様の情報や知識しか引き出せないのであれば、司書という職業は機械化されることでしょう。 情報学とは本来図書館学の言葉です。 故に、本来司書は情報学も得手でなければなりません。 となれば…、司書とは技術の進歩と共に日々勉強する仕事ということです。 楽しく、頑張りましょう。
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タイトルのとおり、レファレンスサービスについて考察した図書。第Ⅰ部が理論・技術、第Ⅱ部が情報資源の管理・提供、第Ⅲ部が利用者へのサービスについて焦点を当てている。 レファレンスサービスの整理や歴史、今後の情報技術などがざっくりと把握できる。 気になったのは、レファレンスサービスは...
タイトルのとおり、レファレンスサービスについて考察した図書。第Ⅰ部が理論・技術、第Ⅱ部が情報資源の管理・提供、第Ⅲ部が利用者へのサービスについて焦点を当てている。 レファレンスサービスの整理や歴史、今後の情報技術などがざっくりと把握できる。 気になったのは、レファレンスサービスは速報性のある情報ではなく、長期的で持続的な価値をもつ知識を提供しているという点。今まで自分は、レファレンスを情報提供というような考え方をしていたので、少し整理したい。 またレファレンス回答事例が難問・奇問を重視しており、生活に根付いていないという指摘は、確かにそう。生活に根付いたレファレンスを意識したい。あと、やっぱり何か図書館とは違うサービスにレファレンスを組み込むとかかなぁ…
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