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もののけ 怪異 の商品レビュー

3.7

20件のお客様レビュー

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2024/12/12

ぞっこん・朝井まかて 筆供養、鳥居清忠の筆、看板字を書く栄次郎が書いた寄席看板が評判に 風来屋の猫・小松エメル 半年前に久次郎を亡くした磐の元に白猫になり毎日やってきた。幼馴染の千市が一緒になろうと 韓藍の庭・三好昌子 丁子屋の庭普請、離れが気になり、若旦那の幽霊 鶏頭の花を引っ...

ぞっこん・朝井まかて 筆供養、鳥居清忠の筆、看板字を書く栄次郎が書いた寄席看板が評判に 風来屋の猫・小松エメル 半年前に久次郎を亡くした磐の元に白猫になり毎日やってきた。幼馴染の千市が一緒になろうと 韓藍の庭・三好昌子 丁子屋の庭普請、離れが気になり、若旦那の幽霊 鶏頭の花を引っこ抜く 虫すだく・加門七海 獄門の首に恋した男、鈴虫、、、 蜆塚・宮部みゆき 年取らない、変わらない人がいるとの話を聞いた、口入れ屋の米介が、影のない男に会ってしまった

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2023/08/07

時代小説アンソロジーで、この内の一作『韓藍の庭』という話のヒロインが、なんだコイツだったのですが、オチに彼女の行動の理由がそれとなく書かれていて、なるほどと感じたものの、なんかモヤッとしてしまった。お話としては好きな部類なので、これは多分お話に問題があるのではなく、自分の方に何か...

時代小説アンソロジーで、この内の一作『韓藍の庭』という話のヒロインが、なんだコイツだったのですが、オチに彼女の行動の理由がそれとなく書かれていて、なるほどと感じたものの、なんかモヤッとしてしまった。お話としては好きな部類なので、これは多分お話に問題があるのではなく、自分の方に何かがあるんだろうなあなどと、そう感じた次第。

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2023/05/16

好きだったのはネコの話。 ちょっと泣いてしまった。 ぞぞぞ、っとしたのはスズムシの話。 ハムナプトラでトラウマ植えられたの思い出した。 虫グロ注意喚起してほしい。 宮部みゆきは…うーん?やぶをつつかなければ良かったのでは?とか、元も子もないことを思ったり。 「やっちゃダメだよ...

好きだったのはネコの話。 ちょっと泣いてしまった。 ぞぞぞ、っとしたのはスズムシの話。 ハムナプトラでトラウマ植えられたの思い出した。 虫グロ注意喚起してほしい。 宮部みゆきは…うーん?やぶをつつかなければ良かったのでは?とか、元も子もないことを思ったり。 「やっちゃダメだよ」って言われたことを破るとき、それ相応の理由付けがないと疑問符浮かぶわ。 (全然違うけど美女と野獣もベルの行動に毎回イラッとする。)

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2023/05/15

①ぞっこん 朝井まかて コメディチックな人情話。 とってもハッピーな終わり。 ②風来屋の猫 小松エメル 夫を亡くした夫婦の切ない話。 奥さんの男勝りな性格のおかげでそこまで湿っぽくはないけど感動もの。結構ハッピーエンド。 ③韓藍の庭 三好昌子 願いを叶えてほしい幽霊の話。 恋...

①ぞっこん 朝井まかて コメディチックな人情話。 とってもハッピーな終わり。 ②風来屋の猫 小松エメル 夫を亡くした夫婦の切ない話。 奥さんの男勝りな性格のおかげでそこまで湿っぽくはないけど感動もの。結構ハッピーエンド。 ③韓藍の庭 三好昌子 願いを叶えてほしい幽霊の話。 恋物語…かと一瞬思ったけどそうでもなかった。 結構湿っぽい話。多分ハッピーエンド。 ④椿 森山茂里 ライトな勧善懲悪系の話。 お香と白児の子供2人がわちゃわちゃしてて可愛い。 ハッピーエンドだけどシリーズものの一話とあってまだまだ続きそうな終わり。 ⑤虫すだく 加門七海 怖い。怪談話。あと若干グロい。 語り部は最終的に無事。安心。 ⑥蜆塚 宮部みゆき 怖い系より不思議系の怪異話かと思いきや怖い系だったかもしれない。 ハッピーエンドじゃない。

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2022/02/03
  • ネタバレ

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こういった複数作家の短編集は色々なテイストが味わえて嬉しい。 「ぞっこん」は筆が語り手という新しい設定で驚いたが、読んでみれば時代を切り取る明るい話でなんとも嬉しくなった。宮部みゆきは流石のうまさ。これだけの短さでもののけのテーマをうまく扱い、小道具を利かせるすばらしさ。虫すだくは個人的に好きなタイプの怖い話でした。

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2021/03/31

女性時代小説作家のアンソロジー6冊目。大体凸凹があるのだが、今回はテーマによるものか割とレベルが高くそろっているような。ただいつもは別格感が強い宮部みゆきはそれほどではないような気も。

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2021/03/13

もののけと言いながら、ちょっぴり不思議な、心に染みるお話・・・と思いながら、読んでいたら、終わり2編、ほんとに怖かったです。 前半が好きか、後半が好きか、はあるでしょうけど、なかなかよい一冊です。ちなみに私は、前半派です(単なる好みの問題で、作品自体はそれぞれによいです)

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2021/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館より。 読みたい作家さんだけチョイス読み。 加門七海先生、宮部みゆき先生の作品と珍しげな三好昌子先生。 やっぱり加門七海先生の作品は怖いわ~(笑)

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2020/10/20

「御前」と呼ばれる使い古された“筆”が、ある文字書きとの半生を語る「ぞっこん」(朝井まかて)、急死した父の口入屋を継いだ男が、歳を取らない者たちの存在に気付く「蜆塚」(宮部みゆき)、半年前に亡くなった夫が白猫になって妻のもとに戻ってきた真相が判明する「風来屋の猫」(小松エメル)な...

「御前」と呼ばれる使い古された“筆”が、ある文字書きとの半生を語る「ぞっこん」(朝井まかて)、急死した父の口入屋を継いだ男が、歳を取らない者たちの存在に気付く「蜆塚」(宮部みゆき)、半年前に亡くなった夫が白猫になって妻のもとに戻ってきた真相が判明する「風来屋の猫」(小松エメル)など、もの悲しくも背筋が凍る短編時代小説六作を収録。いま大人気の女性時代作家による豪華アンソロジー。

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2020/08/12

時代小説怪異譚のアンソロジー短篇集 今まで読んでいなかった優れた作家さんを見つけるのに、アンソロジーはいい機会だ。 朝井まかて「ぞっこん」(『福袋』所収) わら栄の御前なる筆の精のひとり語り。元の持主鳥居清忠に懇願して譲ってもらった筆で、看板書き栄次郎は精進して寄席文字を発明...

時代小説怪異譚のアンソロジー短篇集 今まで読んでいなかった優れた作家さんを見つけるのに、アンソロジーはいい機会だ。 朝井まかて「ぞっこん」(『福袋』所収) わら栄の御前なる筆の精のひとり語り。元の持主鳥居清忠に懇願して譲ってもらった筆で、看板書き栄次郎は精進して寄席文字を発明するが、天保の改革で寄席が潰されてしまう。 小松エメル「風来屋の猫」(『宵越し猫語り』所収) お人好しの口入れ屋の主がけんかを止めに入って死んでしまい、残されたお磐の元に猫になった夫が「口入れ屋をやめろ」と毎日言いに来る。夫は自分の未来を見ることができ、お磐が敵を討つのを身を挺して止める。 三好昌子「韓藍の庭」(書き下ろし) 庭師の娘お紗代は仕事先の隔離された離れで子供だった亡霊に会って話を聞き、亡霊をつなぎ止めていた庭いっぱいの鶏頭(韓藍)の花を摘んで、弟に亡霊となっている兄の思いを伝える。埋めてあった兄の宝物は弟からもらった独楽だった。シリーズ化して欲しい作品。 森山茂里「椿」(『犬神の弟子』所収) 祖母から仙術を使える童を家で預かって遊んだという話を聞いていた15歳のお香の家にその童が来て、困っている人を助けるというほんわかしたいい話。 加門七海「虫すだく」(『女切り』収録) 一番怖い怪談。道に迷った巡礼が鈴虫の鳴く寺で、住職の過去を聞かされる。かつて鈴ヶ森の刑場でさらされていた女の首を持ち去ってこの寺にたどり着き、生き返った首の世話をして、怪しまれたため寺の全員を殺したのだが、女の首はたくさんの鈴虫に食われ、僧は首を信楽の瓶に入れた。そこからは一番美しい虫の声が聞こえる。 宮部みゆき「蜆塚」(『あやし』収録) 蜆塚の由来譚。父が死んで口入れ屋を継いだ男は、父の碁敵だった呉服屋の番頭から、年を取らないあやかしの存在を聞き、先日その呉服屋に紹介した男がそれだと聞かされ、調べている途中で変死してしまう。

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