BEASTARS(Vol.18) の商品レビュー
話が横に広がりすぎて本筋を見失ってるという指摘もあるが自分的には満足。前巻で落胆したので最新刊の内容次第で読むのやめようか悩んでいたのだが、少し盛り返した。 直線のストーリーとして見ると話が逸れすぎで視点の転換もめまぐるしいが、クライマックス突入前の箸休め的閑話休題回だとして読め...
話が横に広がりすぎて本筋を見失ってるという指摘もあるが自分的には満足。前巻で落胆したので最新刊の内容次第で読むのやめようか悩んでいたのだが、少し盛り返した。 直線のストーリーとして見ると話が逸れすぎで視点の転換もめまぐるしいが、クライマックス突入前の箸休め的閑話休題回だとして読めば楽しい。 ジャックの秀才故の悩みやショック卵の話は短編の寄せ集めっぽかったが、レゴシが学園からフェードアウトしてからそっちの様相は全く分からなかったので、キャラクターに愛着ある身としては尺を割いてもらって嬉しい。チェリートン学園、なかなかギスギスしたことになってますな…… とはいえ細かいツッコミどころは結構ある。提供者のプライベートな事情が関係してるっていうけど、自身が産んだ卵を売店に売るバイトが成立する世界で、有精卵(未熟児入り)が混ざってるって倫理的にヤバいのでは?? というか、鶏って一度に二個とか三個とか産むんだけど、有精卵か無精卵かどうやって見分けるの??見た目じゃわからないからフツーに混ざってたんなら、産婦人科とかどうするの…… 草食と肉食が対立する大前提で、かたや有精卵に入った胎児の命は厳選もされず軽んじられているとしたらアンバランスさが怖い。 他、ジャックが語る生命動物と自然動物の歴史は興味深い。 人間に遺伝子操作された動物が繁栄した遠未来とか、実はSF的な想像もしてたんだが、彼が受けた授業を信じるなら私達の世界とは最初から全く別物。 肉草大戦は100年前の事らしいが、原子爆弾などの大量破壊兵器は開発されなかったのだろうか?そうなるともう爪や牙がどうのの次元じゃないが……どうもこの世界、都合が良い所ばかりアナログだ。インターネットやスマホ、監視カメラなどのテクノロジーは存在するのに。 学園の日常パートでは演劇部の部長を継いだビルの成長が見れて嬉しかった。 後半は裏市に舞台が移るのだが……正直、メロンのパフォーマンスで熱狂しすぎ。やってることは普通に公衆の面前での殺人だし、いくら裏市が無法地帯として、アレも黙認されるのか。前巻でハルに落ちた時点からサイコパスさが薄れたのだが、今回も即オチご都合主義は否めない。裏市の住人も、血の匂いを嗅いだだけで手のひら返しって。そこは何十年も裏市で凌いできた根性見せろ。味方を使い捨てて終わるんじゃない、もう少し手の込んだ策略を巡らしてほしかった。 終盤は新キャラ登場、レゴシの修行が始まるのだが……スタ、ンド……?動物版青春ヒューマンドラマを見てたら突然特殊能力バトルが始まって混乱。キューは太眉と喋り口調のせいか、「ゴールデンカムイ」のアシリパを思い出した。 総じて面白かったのだが、せっかく学園に戻ったのだから、ジュノと絡みがあってもいいのに。1コマで出番終了のモブ扱いで残念……一応レゴシに片想いしてたのだから、もう少し反応が欲しい。 おまけ漫画のレゴピは三白眼かわいい。まさか公式で女体化、もとい性転換が拝めるとは思わなんだ。作者の性癖の幅広さに脱帽。 今巻、初めてレゴシの口から「ビースターズ」の言葉が出た。話的にもあと五巻位で終わるのだろうか。
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学園に戻って、懐かしい面々と出会うレゴシ。 私自身も懐かしい。 皆、変わってるようで変わってない。 それと同時に、メロン戦に向けて着々と準備が進む。 さらにパワーアップ?
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チェリートン学園続き。懐かしい面々。ビル、ピノ、アオバのなかよし感。裏市の活気。生き餌仲間。キューとサン。急な姐御キャラの登場。もんじゃ。
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