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歴史の定説100の嘘と誤解 の商品レビュー

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2023/03/27

日本、アジア、ヨーロッパなど日本史・世界史で習ってきた歴史の記述に一つの考え方を投じる内容。一つと言うのは、歴史は常にそれまでの物質的な発見や他の事実との整合性で新しい説が生まれるものであり、一度誤りとして無くなった後も再び通説となって復活もする。考え方の一つとして一気に古代から...

日本、アジア、ヨーロッパなど日本史・世界史で習ってきた歴史の記述に一つの考え方を投じる内容。一つと言うのは、歴史は常にそれまでの物質的な発見や他の事実との整合性で新しい説が生まれるものであり、一度誤りとして無くなった後も再び通説となって復活もする。考え方の一つとして一気に古代から現代まで復習出来るので、歴史に少しでも興味のある方なら嬉しい内容。と、言いたい所ではあるが、多少人並みに、寧ろ日本史も世界史もやや得意だと認識していた自分から見てもやや難しかった。勿論記憶がだいぶ薄れたという時間的な問題はあるだろうが、特に日本史は時代背景だけでなく詳細に天皇系譜を覚えてないと難しい。学生時代にボロボロになるまで朱書きを入れた山川の教科書や用語集を引っ張り出して読みたい気分だが、最近はWikipediaなる便利な物もあるので一緒に調べながら読み進めると分かり易い。 こう言った書籍に触れる度にもう一度学校に通いたい、勉強したい意欲に駆られる。一つの考え方として受け容れつつも、多方面から情報収集して自分なりの歴史観を作っていく事が本当の勉強だと、今一度気付ける。 また、こうした歴史を基に現在と未来の問題解決の糸口を探す事が、未来に向かって良い歴史を作り出す事にも繋がっていくのではないかと感じる。一つ気になるのは「謎はない」という断ずるあたりがやや私の思考とは合わないぐらいか。私は前述の通り、今後も新しい発見があれば変わる余地はあると思っている。

Posted byブクログ