エンジニアのためのリスクマネジメント入門 の商品レビュー

田邉一盛(著者)

2022/02/27

「ITサービスの普及を背景とした企業リスクマネジメント」がテーマです。題名に「エンジニアのための」とありますが、非エンジニアの方でも企業におけるリスクマネジメントの概要を学ぶことができると思います。

リスクマネジメントの歴史に関する解説から始まり、リスクマネジメントの概説、事例紹介、リスクマネジメントに関わる人材向けのキャリアパス、そして各種フレームワークの紹介、という構成となっています。

現在エンジニアで、将来的にシステム監査系のキャリアを志向する方であれば、今後の進むべき道を検討するのに役立つのではないでしょうか。

2021/01/03

リスクマネジメントについてわかりやすくまとめられていた。

サイバーセキュリティ従事者としてリスクマネジメントについて起訴的なことは学んでいたが、実際のリスクマネジメントを業務として行なっていた方の著書を読むと知識のみのインプットであったことが認識できた。

また知識だけでなくリスクマネジメントを仕事とするにはどのようにすれば良いかもまとめられており大変参考になった。

2020/09/14

・タイトルが「エンジニアのための」で、確かにQA（品質管理）の記述や3章の具体例はシステムリスク関連だけれど、「リスクマネジメントフレームワークの成り立ち」「リスクコントロール」「3LoD」…など、エンジニアに限らず入門編として必要なことが綺麗に整理されている
・チーム異動して最初に読んでおきたかった（業務経験をある程度積んだからこそ理解できた面もある、か）
・2LoDから1LoDに、リスクマネジメントについて平易な表現で説明する際に参考になりそう
・もう一歩踏み込んだ書籍も読みたいけど、これだけ変化の激しい今般じゃ無理か…

*リスクベースアプローチ（再認識）
*プリンシプルベース（単語として初見）
*現実的なリスクコントロールを（同意）