移植医たち の商品レビュー
1984年、アメリカで移植医療のパイオニアとして有名な医師セイゲルが日本で講演を開いた。 その圧倒的な熱量に触れた日本人医師たちは、彼のもとで移植医療を学びたいと、次々にピッツバーグ大学へ飛んだ。 しかし、初めて目の当たりにした脳死ドナーの臓器の摘出に、殺人行為を見るような衝撃を...
1984年、アメリカで移植医療のパイオニアとして有名な医師セイゲルが日本で講演を開いた。 その圧倒的な熱量に触れた日本人医師たちは、彼のもとで移植医療を学びたいと、次々にピッツバーグ大学へ飛んだ。 しかし、初めて目の当たりにした脳死ドナーの臓器の摘出に、殺人行為を見るような衝撃を受ける‥。 移植医療に関しては旧石器時代と言われた当時の日本から、最先端の現場へ飛び込んでいった若い医師たちのリアルな姿に夢中になった。 おそらく実際にもこのような過酷で困難な過程を経て今の日本の移植医療があるのだろう。
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近年、病院に通う事が多かった身としては深い感慨を覚える。 命、と言うには大き過ぎるかも知れないが目に見える見えないは別として人は確かに受け継がれてれいくものなのだと感じる。 移植と言う目に見えるわかりやすい形で生命のリレーと日々闘っている人達のそれぞれの物語がピッツバーグや北海道...
近年、病院に通う事が多かった身としては深い感慨を覚える。 命、と言うには大き過ぎるかも知れないが目に見える見えないは別として人は確かに受け継がれてれいくものなのだと感じる。 移植と言う目に見えるわかりやすい形で生命のリレーと日々闘っている人達のそれぞれの物語がピッツバーグや北海道の大自然の中で繰り広げられる。 帰国の日、たまたま出会した恩師から貰った「何処にいても、ベストを尽くしなさい」と言う言葉は普遍だろう。人は与えられた場所でベストを尽くす事しか出来ないしそれに集中すべきだと。 佐竹山先生は鈴木亮平さん、古賀先生は真剣佑さんで。凌子先生は竹内結子さんか蒼井優さんあたりで。映画化希望します。
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長編。前半はピッツバーグでの修行時代をノンフィクション的に綴っていて、あまりワクワク感はなかった。後半。日本に戻って人間ドラマが展開され、俄然前のめりになった。移植に対する日本の古い考え方、責任逃れ、マスコミの陰湿さ。その環境で、可能性をひたする追求する強さをひしひしと感じた。2...
長編。前半はピッツバーグでの修行時代をノンフィクション的に綴っていて、あまりワクワク感はなかった。後半。日本に戻って人間ドラマが展開され、俄然前のめりになった。移植に対する日本の古い考え方、責任逃れ、マスコミの陰湿さ。その環境で、可能性をひたする追求する強さをひしひしと感じた。2020.6.27
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脳死の概念が浸透せず、臓器移植が広がらなかった日本。そこに移植医療を持ち込む医師たちの実話をもとにしたフィクション。どんな逆境に立たされても困難に立ち向かい続ける彼らの姿勢に胸を打たれる。彼らのような人たちがいるから今日の日本の医療がある。
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日本の臓器移植医療の黎明期を駆け抜けた医師たちの物語。医学とは、このようにして進歩して行くんでしょうね。5人の医師の個性が光ります。その中でも個人的にはサワダ先生が一番カッコいいかな。
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