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エンペラー・ファイル の商品レビュー

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2020/03/16

【私は、戦後の昭和天皇が駆り立てられるように国際情勢のインテリジェンスを求めたのは、情報を持たずに国を崩壊させたことへの悔悟の念だったのではと述べた。だが、それと同じく、いや、それ以上に思い知らされたのが、自分の意思で判断し、行動する力の大切さではなかったか】(文中より引用) ...

【私は、戦後の昭和天皇が駆り立てられるように国際情勢のインテリジェンスを求めたのは、情報を持たずに国を崩壊させたことへの悔悟の念だったのではと述べた。だが、それと同じく、いや、それ以上に思い知らされたのが、自分の意思で判断し、行動する力の大切さではなかったか】(文中より引用) 昭和・平成・令和と三代にわたって続けられた皇室と国際情報綱の関係に光を当てた作品。公文書や私信を丁寧に紐解きながら、知られざる戦後史の内幕を描いていきます。著者は、英国ロイター通信の特派員としても活躍した徳本栄一郎。 まだまだ戦後史って興味深い側面が残されているなぁと感じた一冊。国際社会の生の情報を入手しようとする昭和天皇の横顔と、それを手助けする田中清玄の関係性に特に引き込まれました。 まだまだ発見を待つ宝のような文書がたくさんあるのだろう☆5つ

Posted byブクログ

2020/02/17

【海外の機密解除資料が明かす天皇家三代の戦い】敗戦の反省から昭和天皇が立てた戦略。独自の情報網を持ち、自分で決断し着実に実行する。令和にも受け継がれた象徴天皇の本当の姿。

Posted byブクログ