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奇界紀行 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/06/23

TBS系「クレイジージャーニー」の出演や出世作となった『奇界遺産』シリーズの写真家・佐藤健寿氏が自身の奇界なる旅の全貌を綴った本格フォトエッセイです。未発表写真も数多く収録されており、ファン必見です。 写真家・佐藤健寿氏について、僕は彼の出世作となった『奇界遺産』(エクス...

TBS系「クレイジージャーニー」の出演や出世作となった『奇界遺産』シリーズの写真家・佐藤健寿氏が自身の奇界なる旅の全貌を綴った本格フォトエッセイです。未発表写真も数多く収録されており、ファン必見です。 写真家・佐藤健寿氏について、僕は彼の出世作となった『奇界遺産』(エクスナレッジ)を読んで以来、佐藤氏の著作を追い続け、TBS系「クレイジージャーニー」に出演し、世界中の「奇界」を求めて旅をする様子を興味深く拝見させていただいております。 本書は佐藤氏が自らの奇界なる旅の全貌を綴った本格フォトエッセイです。初出は様々な媒体に掲載された文章をまとめたものですが、佐藤氏の旅の「奇跡」が浮き彫りになっており、「メイキング」を見るような思いで興味深く拝読させていただきました。さらに本書の中には未発表写真も数多く収録されており、ファンにとってはもちろん、初めて佐藤氏の世界に触れる「ビギナー」の方にも素晴らしいものばかりです。 本書の中で佐藤氏はタイの海中に石像を探し、インド最高の聖者を訪ね、廃墟と化したチェルノブイリに彷徨い、澁澤龍彦の足跡を辿り、謎の古代遺跡に呪われ、アフリカの呪術師と対峙し、南米のUFO村で人々の優しさに触れる……。といったまさに「佐藤ワールド」を凝縮したものとなっており、佐藤氏の本を読んでいるとつくづく、某アニメの登場人物ではありませんが 「この世界はあなたの知らない面白い事で、満ち満ちているわよ。楽しみなさい。」 と言われたような気がしてならないのです。 そして、本書を読んだ後に『奇界遺産』を読み直してみると、また新しい「発見」があるのです。 「考えるな、感じろ」 と言うべき一冊です。

Posted byブクログ

2023/03/22

自分が旅行に行っても、確実に候補にあがらない場所たち。その国へ3回目の訪問!とか検討してもいいよ、くらい。表紙とタイトルで胡散臭い内容を予想していたが、作者の淡々とした偏りのない語り口でフラットな気持ちで読むことができた。奇異な部分を取り上げて終わり、ではなくその場所の成り立ちや...

自分が旅行に行っても、確実に候補にあがらない場所たち。その国へ3回目の訪問!とか検討してもいいよ、くらい。表紙とタイトルで胡散臭い内容を予想していたが、作者の淡々とした偏りのない語り口でフラットな気持ちで読むことができた。奇異な部分を取り上げて終わり、ではなくその場所の成り立ちや歴史、背景もしっかり伝えてくれるので非常に面白かった!

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2024/03/17

『怪』という雑誌に連載されていた、奇界をめぐる写真家さんのフォトエッセイ。 全編カラー写真が満載で、おそらく一般的な日本人が普通に海外を旅行するだけでは一生目にすることのないような人、世界、遺産などが満載です。 文章としてはどんな場所、人でもただそういうものだとして受け入れるよ...

『怪』という雑誌に連載されていた、奇界をめぐる写真家さんのフォトエッセイ。 全編カラー写真が満載で、おそらく一般的な日本人が普通に海外を旅行するだけでは一生目にすることのないような人、世界、遺産などが満載です。 文章としてはどんな場所、人でもただそういうものだとして受け入れるようなフラットな語り口が印象的でした。感情的になるようなシーンもあるにはあるのですが、それでもどこかに自分を客観視しているような冷静さがあります。世界中を飛び回って色々なものを見ているからでしょうか。 エッセイというよりは、日記や忘備録のようにも思えます。 海外旅行を一度もしたことのない私には想像もできない世界でしたが、面白かったです。 変わった世界の旅の話の次は変わった世界の”肉料理”の話などはいかがでしょうか→ 『世界のへんな肉』 (新潮文庫)/白石あづさ

Posted byブクログ

2021/12/23

秘境を旅する(冒険に近い)写真家、佐藤健寿氏による写真エッセイ集。「怪」という名前の雑誌があるらしく、そこに連載されていた記事をまとめたとある。 写真が満載で、すぐに読める。海外旅行と言っても、一般的な日本人には馴染みがない地域ばかりである。 海外旅行に行きづらくなった今、写真を...

秘境を旅する(冒険に近い)写真家、佐藤健寿氏による写真エッセイ集。「怪」という名前の雑誌があるらしく、そこに連載されていた記事をまとめたとある。 写真が満載で、すぐに読める。海外旅行と言っても、一般的な日本人には馴染みがない地域ばかりである。 海外旅行に行きづらくなった今、写真を眺めて旅行気分を味わいたいところ。 欲を言えば、写真に一言説明を付けてもらいたかった。というのは、文章と写真が合っていないものがあり、読んでいて混乱したからだ。 厳しいことを言えば、文章も写真も取り立てて面白いというわけでもなく、どちらかというと本人の記録用という感じだった。

Posted byブクログ

2020/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> 略 <内容> 写真集『奇怪遺産』の著者の旅エッセイ。種本は2015年刊。世界にはまさに奇怪な場所が存在するし、著者はよくそこに行くな、と感心。真ん中あたりの、パプアニューギニアに、諸星大二郎先生と旅するところが白眉かな?諸星先生はやはり天才だったんだね!ただこの手の厚さの文庫本は、何回か読んでいると製本が崩れるので注意!

Posted byブクログ