彼女の色に届くまで の商品レビュー
絵画を使った謎解きという趣向はとても良いのに、緑川君の妙な拗らせ方と桜さんの無防備さが作品を微妙な空気にしてしまっているかな。 他にもブレないマッチョマンの風戸君とか自由なお父さんとかいい味のキャラクターがいるのに勿体ない。
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若鶏の唐揚大好きだから「うん、美味しいもんな」と思って変さをスルーしてしまった〜! 付き合うの諦めなきゃダメなのかなぁ… もっと高次元な愛なんだと思って自分を無理矢理納得させつつも、お互いにお互い以外とは無理なんじゃないかなとも思う。 全然表舞台に出てこないけど存在感めちゃくちゃあるお父さん気になる。
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内面はまるで幼稚園児の美少女にすっかり懐かれちゃって参ったなこりゃ…やれやれ…と言いたい男の妄想が炸裂している感じでちょっと読み進められませんでした…。 有名絵画が推理のヒントになったと言うけど絵と推理の関連もあんまりないような。
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青春とアートと日常ミステリが混ざった本作。謎めいた美少女、千坂桜と、画家を目指す主人公、緑川礼が出会うところから物語は始まる。終章に至るまでもアートミステリとして普通に面白かったが、その終章で物語全体に散りばめられていた真の謎が解明されるという構成は流石の似鳥鶏先生である。アート...
青春とアートと日常ミステリが混ざった本作。謎めいた美少女、千坂桜と、画家を目指す主人公、緑川礼が出会うところから物語は始まる。終章に至るまでもアートミステリとして普通に面白かったが、その終章で物語全体に散りばめられていた真の謎が解明されるという構成は流石の似鳥鶏先生である。アートミステリと大々的に書かれていたので、もうちょっとアートが謎解きに積極的に関わってくるのかと思っていたが、アートはあくまで謎を解き明かすための着眼点に過ぎないところが少し拍子抜けしたかな。
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絵画がトリック解明のきっかけになる連作短編集。全体を通してのストーリーもあるので1つの本としてかっちり構成されていますね。絵画の知識があるとより面白いかもしれません。
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ひとつの絵画にひとつのミステリー、ひとつひとつのお話は面白かったけどイマイチ私にはハマらなかったな…という感じ。急いで読み進めちゃったので、もうちょっと噛み砕いて読めば面白いのかも。
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似鳥さんの、シリーズものでない系列の作品が好きだ。シリーズ物はそれぞれにそのシリーズでやりたい大きなテーマを決めて、それにがっちりと取り組んでいるところが良いと思うが、それ以外の個々の作品は一つ一つ多様なテーマを扱い、それでいながらどれにも似鳥さんらしさが感じられて(多くの主人公...
似鳥さんの、シリーズものでない系列の作品が好きだ。シリーズ物はそれぞれにそのシリーズでやりたい大きなテーマを決めて、それにがっちりと取り組んでいるところが良いと思うが、それ以外の個々の作品は一つ一つ多様なテーマを扱い、それでいながらどれにも似鳥さんらしさが感じられて(多くの主人公には共通する性格があるように思われ)、どれも魅力的だ。 特にこの作品は、天才と出会った「ふつうに優秀な人」のアイデンティティの葛藤をリアルに描いていて、天才の天才ぶりも嘘くさくなく、本当にいそうなところが良い。 女の子がとても魅力的で、彼女にひきつけられる主人公に強く共感させられた。能力を持つ人たちの天真爛漫さと、影の面のバランスもとても良い。その陰にしてもプロットの必然性にも支えられ、真実味をもって感じられる。 推理小説としては、プロの探偵でもない素人が数々の事件で探偵役を引き受けることになるという、推理小説にありがちな約束事の違和感をテーマにして、それを謎解きに使ってしまうというのが斬新だった。 「青藍病治療マニュアル」とともに、彼の中で特別に好きな作品。
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一つ一つの謎が分裂してるかのように見えて最後に全て繋がる伏線を回収された。正直想像ついたとこもあるけど、あ、これも?!ってなったりもして面白かった! 私的には千坂桜のキャラクターがめちゃ好き。なんとなくやけど、推理得意な女性のキャラクターはドSなイメージが強かったから(私が読む本の影響でしょうが)千坂の透明感のあるほんわかしたキャラクターがほんとに良かった!! けど、その千坂のキャラクター背景が最後に回収されて少し胸が苦しくもなった、、
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アートミステリとのことで、読んでみました。最初は、ミステリというが、軽い感じを受けていたんだけど、最終章で、全ての伏線が回収された時、おぉ~って(๑´ლ`๑)笑千坂桜と緑川礼の関係も、私的には、いい終わり方だなぁと思いました。絵画に全く疎い私は、途中でちゃんと絵画が載っているの助...
アートミステリとのことで、読んでみました。最初は、ミステリというが、軽い感じを受けていたんだけど、最終章で、全ての伏線が回収された時、おぉ~って(๑´ლ`๑)笑千坂桜と緑川礼の関係も、私的には、いい終わり方だなぁと思いました。絵画に全く疎い私は、途中でちゃんと絵画が載っているの助かりました( * ॑꒳ ॑* )♪作者と題名のみだったらちんぷんかんぷんで理解不能に( ̄▽ ̄;)ミステリ苦手な人でも、読めるんじゃないかなぁ。軽めなので♪
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何とも不思議な魅力にあふれた作品(^ ^ 私の(どうやら)好きな「天才譚」でもあり、 アートを目指す、いや夢を追う全ての若者に共通の 苦悩と成長の物語でもあり、 また不器用な恋愛ものとも言える(^ ^ 主人公である「画廊の息子」が、 高校時代から絵画にまつわる奇妙な事件に 繰...
何とも不思議な魅力にあふれた作品(^ ^ 私の(どうやら)好きな「天才譚」でもあり、 アートを目指す、いや夢を追う全ての若者に共通の 苦悩と成長の物語でもあり、 また不器用な恋愛ものとも言える(^ ^ 主人公である「画廊の息子」が、 高校時代から絵画にまつわる奇妙な事件に 繰り返し巻き込まれ、それを天才画家でもある同級生が 解決に導いていく...という連作短編集。 章が変わるごとに、高校生が大学生になり、 社会人になり...と、時間経過がある。 最終章で明かされる、過去の事件に見出せる共通点と、 それに伴う意外な黒幕像...という流れなのだが、 実は「意外な」黒幕は、読んでいるとある程度予想がつく(^ ^; 予想はつくんだが、すっかり感情移入してしまっていると、 「そうならないでくれ、予想が外れてくれ」と祈りながら 読み進めることになる...時点で、著者の術中にはまっている。 「そうならいでくれ」という祈りも空しく、 予想通りの悲劇に向けて一目散に... と、ならないところが、この作者の巧いところ(^ ^ 予想のナナメ上ではなく、 予想した結末を「蹴っ飛ばす」大団円(^ ^ ある種痛快な読後感(^ ^ いや、これは上質なエンタテインメントである(^o^
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