わたしの外国語漂流記 の商品レビュー
色々な言語と向き合うにあたり、勉強法や姿勢についての言語学者等の話が興味深かった。いいところで話が終わってしまうところもあったので、その人の本を読んでみるのもいいかも。
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色々な言語があり個性的な人が外国語を話している。その中でも、言語学者吉岡乾の多言語が逸品だった。母国語さえ満足に話せないのに、多言語を駆使して会話している。言語学者というのは魔術師なのか。
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いろいろな言語を今まで学習してきた中で、思うところがありこの本が目に止まった。 各種フィールドワークをしながら現地語を習得していく経験談は面白いし、突拍子もない経験はインパクトがある。 でもファンだからと言うことは関係なくもLilicoさんの記事が1番私には響いた。 私の言...
いろいろな言語を今まで学習してきた中で、思うところがありこの本が目に止まった。 各種フィールドワークをしながら現地語を習得していく経験談は面白いし、突拍子もない経験はインパクトがある。 でもファンだからと言うことは関係なくもLilicoさんの記事が1番私には響いた。 私の言語学習の目的はその言語を研究するためではないからと言うのが主な理由だと思うけれど、今も外国に暮らし外国語を学ぶ生活をしているから、やはり言語の大切なきもは人と関わることであり、相手に興味を持って語りかけていくことなのではと思っている。 そして海外で奮闘しながら語る子供にとって大きな救いや励みになるメッセージが彼女の文章にはたくさんあった。 唯一、想定された読み手に向けて、目線を合わせて書かれた文章だった。 もちろん学者たちの研究や奮闘も面白い。 こんな体験談を読んで、子供が言語学や文化人類学に興味を持つことも多いだろうと思う。
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面白かった。語学を志す人の為の自己啓発本としても読めるし、旅エッセイとしても読める。勉強することで自己を変容させる快感みたいなものを感じてみたい。
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いろんなバックグラウンドの人が外国語との接点について書いているエッセイ。 研究者や翻訳家だけでなくて、スポーツや料理などのいろんな分野の人が書いているのも面白い。 世界旅行をした気分になりたい人にも。
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2020.10.24市立図書館 さまざまな言葉のある世界を描いた25人の文章をつないだ世界一周アンソロジー。 2021.11.28市立図書館 前回はほとんど読む暇なくざっとみて返却だったけれど、今回は読めた。最初に置かれるのが「取材のためにブロークンな英語で格闘するジャーナリス...
2020.10.24市立図書館 さまざまな言葉のある世界を描いた25人の文章をつないだ世界一周アンソロジー。 2021.11.28市立図書館 前回はほとんど読む暇なくざっとみて返却だったけれど、今回は読めた。最初に置かれるのが「取材のためにブロークンな英語で格闘するジャーナリスト」というのはある意味いい導入部になっている。言葉の専門家から一生活者まで、さまざまな書き手のそれぞれの体験から、語学とどう取り組むか、「共通語/道具としての英語」とはどういうものか、言葉を学ぶとはどういうことか、言葉から世界がどう広がっていくのか、なんとなく輪郭が見えてくるような、いいアンソロジーだと思う。 学校の勉強としての「英語」に苦手意識をもつ人こそよむと励みになったり得るものがあると思うから、まさに中学生ぐらいで読んでもらえたら、人生が変わる子もきっといるだろう。 やっぱり手元に置きたいな… アウトロー英語/ブナン語/カンボジア語/アムハラ語/ロシア語/古典ギリシア語/アカン語/スペイン語/チェコ語/オランダ語/科学者のサバイバル英語/ノルウェー語/サーミ語/アイスランド語/ヤノマミ語/英語(スポーツ選手)/英語(翻訳者)/グリーンランド語/ハワイ語/フィジー語/奄美語/日本語/中国語(言語学)/多言語環境
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当町は外国からの移住者が多いので、その方々にサービスを実施する上で何か役に立てばいいな、と思って読みました。 『知らない言語世界に移住する上で、言語は灯りのように人を温め、今いる場所を示し、進む道を照らしてくれるものである』という一文が印象深い本です。 (日高町T)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
25人の著者が約20ヵ国・約20言語にまつわる経験や考えなどつづったエッセイ集。 岡山県にある絵本と暮らしの本を揃えた「スロウな本屋」のWEBサイトの紹介を見て,手に取りました。 「14歳の世渡り術」というシリーズのため,対象年齢が中学生くらいで文章はライトめですが,初っ端から丸山ゴンザレスが載っていてパンチも効いています。 「プナン語には東西南北といった方位の概念がない」という衝撃の事実や,「ひとりで風に吹かれながら歩いて,頭を整理する」を意味するオランダ語Uitwaaien(アウトワーイエン)や,「犬の声が聞こえるほどの距離(約10km)」を意味するサーミ語beanatgullan(ベアナフクッラン)などの状況や環境を表すユニークな語彙について書かれた箇所を読めば,「語学は世界を広げるよ」とざっくり勧められるより,ずっと勉強してみたくなる気がします。 もちろん,感じのいいことばかりではなく,苦労話や言語の奪取,方言の消滅や差別などについて言及している著者もいます。母国語ではない言語を学び話すことは,異なる文化や価値観を自分の中に取り込むことであり,そのようなネガティヴな部分を知り,引き受けることでもあるのだろうと考えました。 英語の勉強を挫折し続けているので,モチベーションアップにつなげたく読んでみましたが,「近道はない」「目標設定すべき」「身体で覚える」「自分にとって身近もしくは興味のある分野の単語から覚えるよう工夫する」などの語学学習に関する決まり文句がそのまま出てくるので,やっぱりこれが王道だよねと思い知ったり。 この感想を書いている現在は新型コロナウイルスの影響で海外への渡航は難しい状況ですが,今はオンラインで世界中のひとたちと交流できる時代ですし,いつか海外へ行く日に向けてまた勉強を再開してみようかな(どうなることやら)。
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25人の人生のチャレンジャーの方たちが、自身が取っ組み合った言語を語る。 冒頭から、命のやり取り。いずれの人もパワフルで、今まで読んだ外国語エッセイとは一線を画していた。 ジャーナリスト、翻訳家、シェフ、スポーツ選手、旅コーディネーター、など。 なかでも、言語学者と文化人類学者...
25人の人生のチャレンジャーの方たちが、自身が取っ組み合った言語を語る。 冒頭から、命のやり取り。いずれの人もパワフルで、今まで読んだ外国語エッセイとは一線を画していた。 ジャーナリスト、翻訳家、シェフ、スポーツ選手、旅コーディネーター、など。 なかでも、言語学者と文化人類学者のフットワークが軽い。フィールドワークが、研究を支えているのか。 身体的感覚と現地の言葉が重なったときに、言語が身についていく。 学ぼうとする言語の背景にある文化や習慣を知ることで、覚えやすくなる。 知りたい・伝えたい・触れたいという欲望(夢では、生温い)が熱い。 日本の方言が絶滅寸前。この本を読んできて、その土地のその言語でしか言い表せないものもあることが分かった。方言を、失ってはいけない。
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14歳の世渡りシリーズとのことですが、小学生のお子さんをお持ちの方にもおすすめです。一人数ページほどで簡潔にまとめられており、学者、タレント、料理人、ジャーナリスト、翻訳家等々、様々な職種の方がそれぞれの視点から、各国の言語にまつわるお話を書かれています。地図を広げて、どこの国の...
14歳の世渡りシリーズとのことですが、小学生のお子さんをお持ちの方にもおすすめです。一人数ページほどで簡潔にまとめられており、学者、タレント、料理人、ジャーナリスト、翻訳家等々、様々な職種の方がそれぞれの視点から、各国の言語にまつわるお話を書かれています。地図を広げて、どこの国の話か調べたり、筆者の職業について話し合ったり、親子の会話を広げる一冊になると思います。
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