あたしの拳が吼えるんだ の商品レビュー
母親とふたり暮らしの小学四年生・橘風花。ある理由でボクシングを始めた彼女だが……。明日の元気がもらえる書き下ろし長篇小説!
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小学4年生の風花は、ひょんなことから町のボクシングジムに通うことになる。そこで出会う様々な人々、学校での出来事、そしてもちろんボクシングという競技を通して成長していく少女の姿が生き生きと描かれている。読売プレミアム連載中から楽しみに読んだ作品だが、書籍化にあたり大幅に加筆修正され...
小学4年生の風花は、ひょんなことから町のボクシングジムに通うことになる。そこで出会う様々な人々、学校での出来事、そしてもちろんボクシングという競技を通して成長していく少女の姿が生き生きと描かれている。読売プレミアム連載中から楽しみに読んだ作品だが、書籍化にあたり大幅に加筆修正されている。ばっさり切られたエピソードも多く残念だが、より主題が明確になって読みやすかった。
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山本さんといえば「お仕事小説」ですが、今回はちょっと趣向を変えてボクシングに打ち込む小学校4年生の女の子・風花を主人公にした物語です。全体としてはライバルとの確執を含む軽いスポコンもので、その中に友情や母子の絆etcが織り交ぜられ、全ての登場人物が成長して行くシンプルに楽しくハー...
山本さんといえば「お仕事小説」ですが、今回はちょっと趣向を変えてボクシングに打ち込む小学校4年生の女の子・風花を主人公にした物語です。全体としてはライバルとの確執を含む軽いスポコンもので、その中に友情や母子の絆etcが織り交ぜられ、全ての登場人物が成長して行くシンプルに楽しくハートウォーミングな話になってます。突出感は無いものの安定した実力、如何にも山本さんです。 ただ、もう一つ乗り切れず。 ちょっと登場人物が多すぎたかな。しかも全員のキャラが立ちすぎてラノベっぽい軽さになった感じがします。特に主人公の妹分である5歳の未来はとても面白いのですが、やり過ぎ感があります。もっとも元は新聞連載小説だそうで、そのくらい濃いキャラの方が良いのかもしれません。 他作品の登場人物が顔を出すのが山本作品の特徴ですが、今回は繋がらないな~と思っていたら、風花の姉貴分・サクラとその恋人、応援団の今田弾吉でした。『展覧会、いまだ準備中』の主人公。すっかり忘れていました。
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洋裁の仕事をしている母親と二人暮らしの小学4年生の風花は,歯医者でポスターを見たのがきっかけでボクシングジムに通いはじめる。 登場人物みんなに気を配ってあるのが山本幸久の特徴なんだろう。今までは図書館で借りて読んでいて,何冊かは文庫を買ったり,古本を買ったりはしていたが,単行本...
洋裁の仕事をしている母親と二人暮らしの小学4年生の風花は,歯医者でポスターを見たのがきっかけでボクシングジムに通いはじめる。 登場人物みんなに気を配ってあるのが山本幸久の特徴なんだろう。今までは図書館で借りて読んでいて,何冊かは文庫を買ったり,古本を買ったりはしていたが,単行本を発売後すぐに買ったのは初めて。
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娘と母、2つの視点の違いを表現するためか、漢字をあえてカタカナにしたり、「マジ」「やべぇ」「〜ですぅ」などくだけた表現が用いられています。私は気になってしまい、物語に没頭できなかったのですが、抵抗がなければスムーズに読み進められると思います。 登場人物のキャラクターが魅力的かつ...
娘と母、2つの視点の違いを表現するためか、漢字をあえてカタカナにしたり、「マジ」「やべぇ」「〜ですぅ」などくだけた表現が用いられています。私は気になってしまい、物語に没頭できなかったのですが、抵抗がなければスムーズに読み進められると思います。 登場人物のキャラクターが魅力的かつ多彩で、思わず応援したくなる人ばかりです。 ただ「キャバクラ」「ハゲ」「ノッポ・ポッチャリ・チビスケ」など、あまり聞かせたくない言葉や言い回しがあり、お子さんにはお勧めできないのが残念です。
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