親方と神様 の商品レビュー
初 伊集院静氏の作品を読んだ。 鍛冶屋と少年の距離感とその文章がよく、切なさを感じながら読み続けた。 短編だったが、人の心の底を二人は共感したんだと思うと感動した。 2023年 最終読本
Posted by
鍛冶屋に人生の大切な事を全て教わった少年の話。 弟子入りを断る為二人で山に登るが、親方は金屋子神の事や、小さな物(砂鉄)を疎かにせず集めた物(玉鋼)が一番強いと語る。別れ際少年が号泣する姿に心打たれる
Posted by
昔気質の鍛冶屋職人の老人 六郎のもとに、鍛冶屋職人に憧れる少年 浩太が現れる。歳は12歳。中学に行かずに弟子入りしたいと言うことから、話が展開する。 なんだろうこの清涼感。利発な子どもを精神的に導く親方の優しさ。いや導くと言っても、親方そのまた親方から言われたこと、身につけてき...
昔気質の鍛冶屋職人の老人 六郎のもとに、鍛冶屋職人に憧れる少年 浩太が現れる。歳は12歳。中学に行かずに弟子入りしたいと言うことから、話が展開する。 なんだろうこの清涼感。利発な子どもを精神的に導く親方の優しさ。いや導くと言っても、親方そのまた親方から言われたこと、身につけてきたことを話し、仕事の態度で見せてきたことに過ぎないが、少年の純粋な心に染み透った結果だろう。 ラストの数ページは特に心を揺さぶるものがあった。 暫く余韻が残る作品。 イラストもとても良く、そのシーンに導いてくれた。
Posted by
印象的な表紙が目を引いた。世界は広い。かわいい子には旅をさせよだな。親じゃない大人との関係の尊さを感じる。親方は少年にとって人生を通しての親方だった。名作をこういう形の本にするのはいいアイデア。子どもにも伝わりやすいかも。
Posted by
分類としては児童書かもしれないが、やはりこの著者ならではの筆致で、大人が読んでも面白い短編。特に製鉄業関係者におすすめ。
Posted by
淡々と語られる鍛冶職人と少年の姿 戦後間もない昭和。大山の近くの小さな町 静かなイラストもいい。 人生の大切なこと 一粒の砂鉄 大切に集めていく ラスト、静かに深い感動で終わる ≪ 親方の すべてを学び 手を合わす ≫
Posted by
しかしいまどきスチュワーデスって!平成も長かったからね…初期だと思えばまあ仕方がないけれど、子どもに読ませるつもりなら配慮があっても良かったんじゃないか。
Posted by
- 1