海の十字架 の商品レビュー
海の十字架 大村純忠 乱世の海峡 宗像氏貞 海の桶狭間 服部友貞 螢と水草 三好四兄弟 津軽の信長 津軽為信 景虎、佐渡へ 長尾景虎 からなる安倍龍太郎さんの短編集。 「銀と鉄砲とキリスト教が戦国武将たちの運命を変えた...
海の十字架 大村純忠 乱世の海峡 宗像氏貞 海の桶狭間 服部友貞 螢と水草 三好四兄弟 津軽の信長 津軽為信 景虎、佐渡へ 長尾景虎 からなる安倍龍太郎さんの短編集。 「銀と鉄砲とキリスト教が戦国武将たちの運命を変えた」 と帯に大きく書いてあり、短編集にはそれぞれにそういった部分はあったが、そのコンセプトに興味がある人はそこまで多くはないと思う。 実際自分も海とキリシタン関係の小説だと思ってあまり興味を持てなかった。 ただ安部さんの短編集ならもっと早くゆってよと思いつつ読みました。 マニアック(すごく有名ではない)武将の短編って好きなんですよね。 宗像氏貞、服部友貞わからん人には誰やねんでしょうが楽しめました。 個人的には津軽の信長が一番でしたが、他のも面白かったです。 マニアック武将の小説をもっと読みたい。 2021/12
Posted by
短編集で6人主人公がいる。一番面白かったのは、海の桶狭間かな。長尾景虎以外はかなりマイナーな人物で、歴史の裏舞台のようなものを楽しめた。「麒麟がくる」の海がある国は豊かという斎藤山城守の言葉を実感する小説だった。「蛍と水草」の松永久秀はやっぱり、あくが強い人物でしたがそれをうまく...
短編集で6人主人公がいる。一番面白かったのは、海の桶狭間かな。長尾景虎以外はかなりマイナーな人物で、歴史の裏舞台のようなものを楽しめた。「麒麟がくる」の海がある国は豊かという斎藤山城守の言葉を実感する小説だった。「蛍と水草」の松永久秀はやっぱり、あくが強い人物でしたがそれをうまく操った将軍もなかなかのくせ者。そして津軽為信についても調べましたが、彼は長編小説の主人公にしても面白い人物でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
海をテーマにした戦国歴史小説短編集。 「海の十字架・大村純忠」 「乱世の海峡・宗像氏貞」 「海の桶狭間・服部友貞」 「蛍と水草・三好四兄弟」 「津軽の信長・ 津軽為信」 「景虎、佐渡へ・長尾景虎」 の6編収録。 全編を通してのテーマとかつながりとかなく、海が背景にあるというだけで個々の独立した小説でした。 三好四兄弟では長慶がメジャーですが主人公は三男の安宅冬康ですし、長尾景虎=上杉謙信のエピソードも史実では確認できないという、マイナーな戦国武将のマイナーなエピソードなため、せっかくのおいしいネタ(マイナーな戦国武将)なのに盛り上がりにかけていて、せいぜいそんな戦国武将がいるんだとwiki検索へ誘われた程度でした。 でも、知らない戦国武将を教示していただけたのでポイントはプラスします。
Posted by
海にまつわる武将のエピソードを集めた短編集。これから盛り上がるかなってところで終わっちゃうので、テレビの演芸番組の尺でほんとは長い講談のさわりだけを聞いてるようで、なんとも物足りない。ただ、あぁ、こんな武将がいたのね、って興味を持つきっかけにはなりそうなので、レア武将やレアエピソ...
海にまつわる武将のエピソードを集めた短編集。これから盛り上がるかなってところで終わっちゃうので、テレビの演芸番組の尺でほんとは長い講談のさわりだけを聞いてるようで、なんとも物足りない。ただ、あぁ、こんな武将がいたのね、って興味を持つきっかけにはなりそうなので、レア武将やレアエピソードを求めてる方にはおすすめかも。 個人的にはのちの上杉謙信、長尾景虎の佐渡エピソードが、知ってる地元の土地名などが出てきて興味をそそられました。
Posted by
地図と家系図必要。Wikipedia見ながら読了。でもほとんど知らない人物なのに面白く読めた。短編を活かしている。戦国時代を経済流通の面から見ると、なぜ勝者たちが勝者となれたのか、いろいろ想像できて、他の本も読みたくなった。
Posted by
帯にある「まったく新しい戦国史観!」というのはちょっと言いすぎ。横瀬、宗像、鯏浦、由良、津軽、佐渡へと、「蝦夷太平記 十三の梅」や「宗麟の肖像」などと同じ時代、地域、人を別の視点で描いた短編六編。長編に結実すると嬉しいですが、「家康」の第3巻も待ち遠しい。
Posted by
【乱世を生きぬいた戦国武将たちの出発点を描く】長尾景虎、大村純忠ら乱世を生き抜いた六人の戦国武将たち。「大航海時代の欧州」という異文化に直面し、彼らが下した決断とは!
Posted by
- 1