虐殺ハッピーエンド(08) の商品レビュー

向浦宏和(著者),宮月新

2024/03/07

殺人を犯すか自殺を促すと明日を向かえることができる呪いの設定が凄い。主人公の妹の手術日を迎えるために主人公が殺人を繰り返す描写には虚しさがあった。タイムリープ事件の刑事のキャラクター性（辛いものに甘いものをつけたり、甘いものに辛いものをつける偏食。タイムリープの問題を解決させるためには命をかけるほどに手段を問わない。）が印象的。主人公がタイムループ装置的な役割になり、それを使って金持ちのボンボンキャラクターが殺人願望を満たすために時間を繰り返した展開が刺激的で面白かった。

2021/08/26

“人を殺さないと明日に進めない”
という鬼畜なタイムリープ呪いに掛かった主人公の狂気の物語。
1日1人殺さないといけないので誰が死ぬのが全く予想がつかない展開といいリアルでグロテスクな作画といい綺麗に纏まりもあり面白かった。
これは実写映画化向いてそう

2021/01/09

名作。
ストーリーが練り込まれており、先が読めない展開でありながら、物語のダレない疾走感、主人公の狂気が描かれている。作画も綺麗。
タイトルとは裏腹に登場人物皆殺しのバッドエンドなため読了感は最悪だが、間違いなく名作。