孤独も板につきまして の商品レビュー
数年前、病気を発症してすぐの頃に読んだ本。懐かしくなり、再読。 作者は女性。仕事も楽しくやれていて、趣味もあって充実している。その状況が僕にはとても羨ましく思える。でもそれは自分が男性だからなのかもしれない。女性の場合、結婚や出産というのも重要なことだと思うから。 作者と自分は...
数年前、病気を発症してすぐの頃に読んだ本。懐かしくなり、再読。 作者は女性。仕事も楽しくやれていて、趣味もあって充実している。その状況が僕にはとても羨ましく思える。でもそれは自分が男性だからなのかもしれない。女性の場合、結婚や出産というのも重要なことだと思うから。 作者と自分は似ている所が多い気がした。一人が好きな所や、人間関係を継続する努力ができないところが。逆に、自分の意見をはっきり表明できるのは羨ましい。 文中のなかで印象に残った内容は、セクハラ上司の「マウントおばさん」の話。色々イヤなことを言われ、「うるせぇな!」と言い返す場面は、読んでいて気持ちが良かった。自分がその立場でもそう言うに違いない! パワハラという言葉は、最近結構聞く。でも、具体的にどんなことを言われているのかが書いてあって、そうなんだ…最低だなと茫然。 みんなの心がやさしくなればいいな。
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「ひとりが好き」を裏返してみると、について。 割といろんなことをひとりでできちゃう派。趣味が合う友達がいないというのもあるけど。本文で、「合わせるというスキルの著しい欠如」とあって衝撃でした。 結局は“面倒”なんだよね。もしかしたら興味あるかもしれないと友達を誘うのも、友達と...
「ひとりが好き」を裏返してみると、について。 割といろんなことをひとりでできちゃう派。趣味が合う友達がいないというのもあるけど。本文で、「合わせるというスキルの著しい欠如」とあって衝撃でした。 結局は“面倒”なんだよね。もしかしたら興味あるかもしれないと友達を誘うのも、友達と意見が分かれたら折衷案を探すのも。 私は面倒事から逃げた結果ひとりでいるだけです、と書くとなんだかしょっぱい気持ち。やりたいことがあるのに言わずに我慢してしまうのも、友達との衝突を避けていただけなのか。この負け犬が!
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傷ついたときに読むと、必ず寄り添ってくれる章がある。必ず共感できるところがあるし、1人じゃないんだなぁと思えて元気が出る。
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本を出している事は、知らなかったのでこの本を見た時は、びっくりしました。しかも、2冊目なんて。 最近、Twitterで見なくなったと思ったら、アイコンも変わっていたり、本を読めばわりと普通のエッセイになっていて印象が随分変わりました。 一言でいうと普通になったなー、という風に感じ...
本を出している事は、知らなかったのでこの本を見た時は、びっくりしました。しかも、2冊目なんて。 最近、Twitterで見なくなったと思ったら、アイコンも変わっていたり、本を読めばわりと普通のエッセイになっていて印象が随分変わりました。 一言でいうと普通になったなー、という風に感じました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
孤独も板につきまして / あたそ Twitterで時々ツイートが流れてくることから、フォローして、稀にTL上で見かけることがあった。賛否あるものの、「孤独」を楽しむ様子など気になって図書館で借りることに。 エッセイ自体読むことは稀なので、どう読めばいいのかわからなかったのが本音。 20代後半から30代前半くらいの、音楽フェス・海外旅行が好きで、「お一人様」での行動が好きであり、得意な著者。人間関係の(特に女性同士は余計に)めんどくさいところを避け、一人で好きなように生きる。恋愛もしたくないわけではないものの、気を使ってしまうくらいなら一人を選ぶという。それ自体には納得感はあるものの、文章の端々からは自虐は無いが自嘲を感じることもある。明確に、「一人でいることしか選べなかった」とも書かれている。ただ、それに反して他人によりかかる・群れる人の価値観の言外に見下しているように感じることもある。 性別は違うものの一人で買い物をすることの意味や、結婚式に一人で出席する所在無さなど、「あー、わかるわかる」共感できる部分もあった。 ただ、「孤独」と言いながらも緩い繋がりを持っている筆者は、「孤独」ではないな、と感じた。 飲み会、出会いなどの中で、緩い繋がりをたくさん持っている。 きっと孤独でいると言いつつも、本当に孤独ではなく、深い繋がりが無いだけ。 くっついては離れを繰り返し、新しい細胞が生まれては消えていくような、 そんな緩いアメーバ型の共同体の中にいる筆者は本当に孤独なのか? あとがきに「私は私でい続けるために、柔らかな寂しさとどうしようもない孤独を抱えながらも、一人でいるんだと思う」とあったが、むしろ「柔らかな孤独」なんだと思う。 孤独ってこんなに軽いものだっただろうか? 人によって様々だから軽重は測れないと言ってしまえばそれまで。 生まれ育った環境による不運もあるのかもしれないが、 中学生高校生の「誰も私のことはわかってくれない」という気持ちをこじらせてしまっている感じ。 女性にしかわからない「一人で行動することに対して文化的・慣習的な違和感」があり、そこを当たり前のように実行する著者は「孤独」なのかもしれないが、ここに関する真の理解は、それを当たり前のように受け入れている男には難しいのかもしれない。最終的にはあまり共感もなく、読後感もあっさりとしており、何も残らず、読み返そうともならないだろうなという感想で、良いイメージが無いまま終わってしまった。
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孤独、という文字を見ると無意識に寂しさを感じますが、最近それとは反対にプラスの意味を付加され使用されている場面も見かける。「孤独のグルメ」とか。 大人で孤独を感じたことがない人っているのでしょうか?誰かといたって、むしろ誰かといた方が孤独を感じることもある。 「孤独も板につ...
孤独、という文字を見ると無意識に寂しさを感じますが、最近それとは反対にプラスの意味を付加され使用されている場面も見かける。「孤独のグルメ」とか。 大人で孤独を感じたことがない人っているのでしょうか?誰かといたって、むしろ誰かといた方が孤独を感じることもある。 「孤独も板につきまして」なんてさらっと言える大人になりたいな。
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本屋さんで見かけて、とても心ひかれるタイトルだったので読んだ本です、 作者は、友だち誰かと一緒にライブや買い物に行く面倒くささを考えるなら、一人で行ってしまうという行動パターンの持ち主です。海外旅行行くのにも一人。お互いが我慢の時間を持つくらいなら一人で行動するのです、 その気...
本屋さんで見かけて、とても心ひかれるタイトルだったので読んだ本です、 作者は、友だち誰かと一緒にライブや買い物に行く面倒くささを考えるなら、一人で行ってしまうという行動パターンの持ち主です。海外旅行行くのにも一人。お互いが我慢の時間を持つくらいなら一人で行動するのです、 その気持ち、よく分かります。特に買い物についてはよく分かります。過去に一緒に買い物に出かけた友人がいい品をみつけ、「ますいけと買い物に行くといいもが見つかるからありがたい。」と複数の人に言われたものです。そんな私は一人で買い物に行く派なのです。欲しいものは決まっているので、あとはそれをどこまで理想形に近いものを見つけるかという話になります。 おそらく、私と買い物に行っていいものがあったと言ってくれた人は、理想形がはっきり定まっていなかったのでしょう。私といろんな店を歩き見ながらすることで、「これだ!」というものを見つけられた。 私は、理想形が定まっていて、それに近いものを探し回る間人を待たせたくない。と言うのもあって、買い物は1人派なのでしょう、 他にも仕事についてとかもくびがもげそうなほど同意できましたし、マウンティングおばさんとか「あー!!いるいる!」とうなづいてしまいました。 こうやって一人で生きている人って意外といるなぁと思った次第です。
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