あきない世傳 金と銀(八) の商品レビュー
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小紋染の売り出しから始まる本巻、幕府に納めなければならない千五百両の件や結を見初めた音羽屋の主人の暗躍、惣次の再登場と忠告、片彫師の江戸到着、五十鈴屋の八代目を周助が襲名など様々なエピソードが盛り込まれ読み手を飽きさせない。 主人公、幸の関わる皆への感謝のつぶやきが心地よい。周りの皆に感謝する気持ちは態度にも出るだろうし大切なことだと感じた。巻の最後に結が…次巻も楽しみです。
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結ちゃんは多分賢輔の好きな人に 気づいてしまったぁ でも、結ちゃん 大変なことしでかしたんじゃないかと 気がかりで… はやく9巻を読み始めなければ
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引き続き江戸店での商いのストーリー。 妹の結に、20も年上の後添えの話がくる。可愛らしい妹だが、27歳にもなるのに迂闊で甘えん坊に描かれているので、あまり好感度は高くない。 八代目も決まり、来年から売り出す新しい小紋柄も決まり、順風満帆だったが。 最後はあまりにも不穏な終わり方。妹が波乱を起こしてしまいそう。やはり、1巻ごとの起承転結が素晴らしい。次の巻への関心の引き方が上手い。面白かった。
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今回も思慮深く、時に大胆、肝の座った幸から目が離せない。 また大事が起こって…早く続きを読まなくちゃ!
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小紋染めが江戸で流行り、売り上げも銀一千貫を超えたが、お上から1500両の上納金を求められる。 惣次が両替商の井筒屋となり、助言をくれたことで、年割で危機を乗り越える。 跡目問題は賢輔に九代目を継がせることにして、八代目は周助にお願いする。 幸は次々押し寄せる荒波を己の才覚...
小紋染めが江戸で流行り、売り上げも銀一千貫を超えたが、お上から1500両の上納金を求められる。 惣次が両替商の井筒屋となり、助言をくれたことで、年割で危機を乗り越える。 跡目問題は賢輔に九代目を継がせることにして、八代目は周助にお願いする。 幸は次々押し寄せる荒波を己の才覚で掻い潜っていた。賢輔が思い付いた干支の型紙が結によって持ち去られる。
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本シリーズではこれまでも、現実の企業経営者も勉強になるであろう経営の要諦とも言える様な、人間面、商品面、流通面など、凡ゆる面に気を配る事の出来る五鈴屋七代目店主である幸の思考と行動が描かれて来たが、本作でもおかみへの上納金への対処の場面や、小紋染め作成に関わる型彫師、型付師、型売りなど「ものを作り、運び、売る。その工程で多くの人が携わりながら、富が僅か一握りの者に集中するとしたなら、どうか。〜そうした遣り方では、百年続く商いになりようがない」といった大所高所からの視点を持てる点に発揮されている。 が、本巻では、妹の結の想いの行方に惹きつけられる内容が濃く、しかもその終わり方がなんとも予想だにしなかった結の驚きの行動で終わるという怒涛の展開で、また次が楽しみ!
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なんて終わり方…。今夜は8巻を読み終えて終わりにしようと思ってたのに、9巻に手を伸ばさずにはおられません。結ちゃん、どないするん???
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惣次生きとったんかいワレェ!…あれ、何か助言とかしてかっこいいやん、と、思ったのも束の間、結が型紙持って失踪とか、相変わらず目が話せない本だった。 賢輔が好きなのは幸なんか!?まぁそんな感じはしてたけど。 お上への上納金の話は、とりあえずは上手く収まったつもりだけど、何かやっぱりモヤるな、と思ってしまった。 早く次の話を読みたい!
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まあまあまあ、いろんなことが次から次へと起きる起きる。中盤の「思わぬ助言」の章では、ええええー!!なんて声を出して驚いてしまいました苦笑。作者さんの思うツボ笑。
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