庭の山の木 の商品レビュー
今より、ゆったりと時間が流れていた頃のエッセイ集。日々、もう少し丁寧に生きなくちゃと思って、なんとも言えない穏やか気持ちになる。
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大人とは、気持ちにゆとりのある人。違った角度から物事を眺めてみることのできる人。約束をすれば、それがどんな些細に見えることでも必ず守る人。そうありたいです! 庄野潤三「庭の山の木」、1973.5刊行、2020.2文庫。70編の随筆を一冊にまとめたもの。升田八段の言葉の紹介がありました。「将棋は創作。一歩先に出た方が勝つ。専門家は日夜新しい手段の発見に苦しまねばならぬ。そこにアマチュアとの違いがある。」今日は棋聖戦第2局、藤井棋聖vs佐々木七段、楽しみです。
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1973年刊行のエッセイ集。1957~73年の70編が収録されている。後の作品になるにつれて、だんだんと文体がゆったりしてくる感じ。大きな甕など、著者の小説に登場する道具や光景が登場するのもうれしい。
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