#柚莉愛とかくれんぼ の商品レビュー

真下みこと(著者)

2024/11/06

地下アイドルが売れるための戦略やファンとの関わり、SNS、グループ内のこと…

いろんなことが組み合わさったストーリーでした。

2024/09/20

ライトなイヤミス。
売れないアイドルの裏側ってこんな感じなんだろうなーとちょっと思いました。
「TOKUMEI」は女の子のファンだろうと予想してたので（握手会来てた子）正体が分かった時は意外だった。
それ以外はあまり衝撃的ではなかったなー。
柚莉愛ちゃん助かってほしいけど…ムリっぽい？

2024/07/10

３人グループの地下アイドル、センターの娘が事務所の方針で行ったネットでのドッキリ配信。それを見ていたファンの1人が怒りの暴走、そして＠TOKUMEIというアカウントで仕組んだ炎上配信。実際にあっても不思議ではないような話でしたが、それ以上にマネージャの裏切り行為や＠TOKUMEIの身元があかされたときには「えっ」となった。最後、不穏な終わり方で嫌な想像しかでてこなく背筋が寒くなった。2020年、第61回メフィスト賞受賞作。

2024/05/29

アイドルって大変だ！！ストーリーの感想としては「ちょっとズルい」「救いようがない」の2点のみだが、現代のアイドル論的な観点で読むと面白かった。昔に比べてSNSの発達・握手会・ヨントンなどのイベントによりアイドルとファン（オタク）の距離感が近くなったなぁと常々感じていた。特に売れていないアイドルとなるとなおさらだ。その辺の分析が物語を通じて言語化されているのは興味深く、暴走するオタク心理も「こういう思考回路なんだ」と嫌悪感と同時に納得。顔で笑って心で泣くアイドルが切ない。＃柚莉愛は悪くない＃柚莉愛が可哀想

2024/04/08

売れない3人の地下アイドルの物語。
自身の置かれている状況やSNSの意見に恐怖する主人公でセンターである由莉愛がある日、プロモーションのため配信で倒れるドッキリを行ったことを発端に炎上が起こる。
だが、実はその炎上を巻き起こしたのは同じメンバーの久美だった。
一人称が僕で#tokumeiとして描かれていたのが久美というオチになっていたが少し物足りなかった。
伝えたい内容としては、『アイドルがなぜ炎上するか』というような作中のブログで語られた思いどおりにならないイライラというものなのかなと感じた。
ラストで由莉愛が拉致されて終わるのもあんまりスッキリしない感じがして少し残念。

2024/02/21

地下アイドルをなんとかしてメジャーにのし上げるためSNSを使い話題作りをする大人たち。それが炎上しネット上では飛び交う心無い言葉に少女は疲弊していく。ファンの狂気を目の当たりにした少女を思うと、アイドルって言うのはリスクの高い職業なんだと思った。

2023/09/27

怖い。
「匿名」で投稿することの恐ろしさ、そしてアイドルの苦悩を感じた。
普段テレビで見るアイドルもこんな思いをしているのだろうかと心を締めつけられた。
インターネットの使い方には気をつけたい。

2023/08/15

イマイチだった。。。

3人組アイドルのセンターであるユリアと、ファンの匿名の視点で話が進む。

匿名はヒゲを剃ると言う描写や引き篭もりである描写から男性かと思いきや女性で、アイドルのメンバーだというのがミスリードポイントだが、メフィスト賞読む人からすると、女性だと言うことぐらいは読めてあんまり驚かず。

Pの指示だが、売れるためにユリアが自宅放送中に血を吐いて倒れてみて「ユリアとかくれんぼ」ってハッシュタグだけ映す。翌日の放送でケロッと、新CDのプロモだったと発言し、ファンを心配させる商法で炎上。匿名も炎上させまくる。

最後、匿名のファンの男性に監禁されてボコられてるところで終了。匿名から指示されたっぽいのかな。普通に傷害だけどどーなるんだろうとか。

2023/07/22

アイドル自体に余り興味が無い人にはこれは苦痛かも知れない…そしてそんな感情で読んだので様々な伏線が未回収のように思えて、解説サイトを回ってはみたけど言及されてないし、かと言って読み返すのもなと思い消化不良。
でも、文章自体凄く読みやすい。ストーリーも面白い。
他の作品が楽しみ！

2023/05/24

困った。これはどうすればネタバレせずに面白さを伝えられるのか。
あるアイドルグループとそのメンバー、そして彼女のファンを巡る物語。全体的に『推し、燃ゆ』を彷彿とさせる物語なのかと思いきや……ここから先は深く語れない。ネタバレを踏む前にぜひ読んでもらいたい物語だ。