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2020/10/03

1880年頃の李氏朝鮮での天主教(キリスト教)迫害下での殉教者たち、背教者たちを描いた小説。これが基礎となって今の朝鮮半島のリバイバルがあり、現在の韓国に繋がっている。日本の迫害と異なり、首の切断という処刑方法がいかにも大陸的に感じた。信者の妹を助からないと見て直ぐに死ぬように仕...

1880年頃の李氏朝鮮での天主教(キリスト教)迫害下での殉教者たち、背教者たちを描いた小説。これが基礎となって今の朝鮮半島のリバイバルがあり、現在の韓国に繋がっている。日本の迫害と異なり、首の切断という処刑方法がいかにも大陸的に感じた。信者の妹を助からないと見て直ぐに死ぬように仕向けた朴チャドルという背教者の行動が残酷なように感じる一方でその苦悩ぶりが印象に残った。感動的な逸話はなく、どちらかというと淡々と進んでいく様子が、読後感としては辛かった。

Posted byブクログ