1,800円以上の注文で送料無料

日本廃村百選 の商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/06/26

平成17年5月から「廃村千選」の制作を開始した著者。全国の学校跡を有する廃村を調べ歩き、平成25年8月、廃坑廃村の全県踏破を達成。登録村は1050か所を超え「廃村をゆくⅡ」を著しそこではその村に住んで移住した人たちとも会い本に載せている。そこでそれらの村を再訪したいとの思いも募る...

平成17年5月から「廃村千選」の制作を開始した著者。全国の学校跡を有する廃村を調べ歩き、平成25年8月、廃坑廃村の全県踏破を達成。登録村は1050か所を超え「廃村をゆくⅡ」を著しそこではその村に住んで移住した人たちとも会い本に載せている。そこでそれらの村を再訪したいとの思いも募る。 そこで今まで著者が足を運んだ710か所の中から印象強く残った100か所をピックアップした。見開きで1か所、国土地理院の地図、昭和30年代の戸数、村移転年、移転理由、平成になってからの現況(家屋があるか、学校跡があるかなど)をしるし、現況の写真3枚を収める。 「集落の記録」として、当時村に住んでいた人を訪ねた12人の言葉を載せてある。 ・山形県上山市蔵王鉱山:川口兼次さん 昭和6年横須賀市生まれ。昭和24年に蔵王鉱山に勤務。鉱山は坑内火災のため昭和38年に閉山。その後もそこにとどまり観光事業に着手。閉山のころ蔵王エコーラインが開通、昭和52年には蔵王猿倉スキー場、レストハウスを開業。蔵王観光の原点は蔵王鉱山にある。 ・鹿児島県鹿児島市新島:東ひろ子さん:昭和31年生まれ、中学卒業の年(昭和47年)に島を出た。両親は昭和55年に鹿児島市に移住。   昭和30年代までに生まれていた人だと、生まれ育ったところが廃村になった、という経験をした人がいるのか、と感じた。 廃村は北海道、東北、日本海など雪深い所が多い。 2020.2.20初版 図書館

Posted byブクログ

2020/10/05

2020/10/5 廃村 かつて存在した村や集落 人の営みや信仰などの跡地にノスタルジーを感じる。 日本のあちこちにあり、もしかしたら今も生まれつつある村の姿。細かいデータとオールカラーで、思いを馳せるにふさわしい一冊。

Posted byブクログ