付添い屋 六平太 妖狐の巻 の商品レビュー
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金子成人「願掛け女」、付添い屋六平太シリーズ№13、2020.2発行。幽霊虫、願掛け女、押し込み、疫病神の4話。六平太、困った時の「飛騨屋」頼み、山左衛門、おかね、一人娘の登世に世話になりっぱなしです。登世の「いかず連」の結成には少々あわててますが。人質になったお佐和と勝太郎を救出する六平太、流石、強いです。おりきが穏蔵に平手打ち、人の道を説説と諭す姿に、六平太との絆の強さを感じました。それにしても、武家の後家博江は全然登場しませんね。著者に忘れられてるのかw。
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付添い屋稼業を続ける六平太が当面する様々な出来事や事件が比較的淡々と綴られている。 気になるのは、父親の名乗りを上げられずに近くにいる息子穏蔵とのもどかしい関係だ。
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読む前から、楽しみが始まっていたが、想像以上にしてやられた。 若い頃は、我が身を嘆いて、放蕩していた六平太だが、歳を重ねて、世間の情を知る様になると、なかなかいい男に成長。 今回の4話は、皆殺しも糸話ない押し込み強盗団が、江戸に帰ってきたところから始まる。 六平太の仲間ともいえる近所の連中は、実に心持ちが良い。それぞれに長所も欠点もあるが、信頼を深めて、そのやり取りも心地いい。 今回は、逆恨みで妹と甥っ子を窮地に立たせたり、放蕩時代の養子にやって名乗りもあげていない息子のその後の成長ぶりなど、人生模様が映し出され、上質な映画を見る様な作品に。
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六平太の淡々とした日常を描きつつ、押し込み強盗があったり、誘拐があったりと、なかなか平穏ではないが、いまいち盛り上がりに欠ける。息子の隠蔵に婿入りの話があり、盛り上がりそうなところも割とすっと終わる。なんだろ、安心感がありすぎるのだろうか。六平太なら、何とかしてしまうというか、密...
六平太の淡々とした日常を描きつつ、押し込み強盗があったり、誘拐があったりと、なかなか平穏ではないが、いまいち盛り上がりに欠ける。息子の隠蔵に婿入りの話があり、盛り上がりそうなところも割とすっと終わる。なんだろ、安心感がありすぎるのだろうか。六平太なら、何とかしてしまうというか、密かに超人ぽいよね。
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