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美女と竹林のアンソロジー の商品レビュー

3.3

9件のお客様レビュー

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2022/07/06

全ての作品がちょっぴり森見登美彦先生の不思議なところを醸し出してるような気がしました。 作家さんによっては好き嫌いもありましたが、総じて楽しめたかと思います。

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2020/10/14

タイトルのとおり『美女と竹林』をテーマにしたアンソロジー短編集 ☆3 『来たりて取れ』『美女と竹林』など ☆2 『東京猫大学』ほか 作家ごとに特色がでており、同じテーマではあるが、全く違った作品になっている。 かぐや姫を物語の一部に組み込む作家が多く、『美女と竹林』といえばかぐ...

タイトルのとおり『美女と竹林』をテーマにしたアンソロジー短編集 ☆3 『来たりて取れ』『美女と竹林』など ☆2 『東京猫大学』ほか 作家ごとに特色がでており、同じテーマではあるが、全く違った作品になっている。 かぐや姫を物語の一部に組み込む作家が多く、『美女と竹林』といえばかぐや姫の印象が強いことを改めて認識された。

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2020/09/21

アンソロジー系はあまり読まないのですが、お借りして読んだ作品。 『竹林』をテーマにした作品集ってなんじゃ~と思ってましたが、なるほど、これだけ作品が集まると不思議と竹林に心惹かれる気がしてきます。 竹林から連想されるあれやこれや、が各作家さんの手によってとても不思議で魅力溢れる作...

アンソロジー系はあまり読まないのですが、お借りして読んだ作品。 『竹林』をテーマにした作品集ってなんじゃ~と思ってましたが、なるほど、これだけ作品が集まると不思議と竹林に心惹かれる気がしてきます。 竹林から連想されるあれやこれや、が各作家さんの手によってとても不思議で魅力溢れる作品へと昇華されています。 初めましての作家さんともたくさん出会えたのですが、やはり好きな作家さんの文書ってすごく読みやすい。 たまにはこういう『読書』も楽しい✨

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2020/05/17

「美女と竹林」をテーマにしたアンソロジー。幻想めいた作品が多い印象です。 お気に入りは恩田陸「美女れ竹林」。最初は面白おかしい話だと思ったのですが。なかなかにとんでもない怪談じゃん! そしてこういうのって、美女であるほどに怖く感じてしまうのかも? 京極夏彦「竹取り」も幻想的で印象...

「美女と竹林」をテーマにしたアンソロジー。幻想めいた作品が多い印象です。 お気に入りは恩田陸「美女れ竹林」。最初は面白おかしい話だと思ったのですが。なかなかにとんでもない怪談じゃん! そしてこういうのって、美女であるほどに怖く感じてしまうのかも? 京極夏彦「竹取り」も幻想的で印象深い作品でした。これこそ竹林に呑み込まれてしまいそうな心地が残ります。なんか、戻ってこられない感じ。 伊坂幸太郎「竹やぶバーニング」はなんとも楽しい作品。さすがの伊坂ワールドです。

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2020/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今まで読んだことのない作家さんの短編をたくさん読めて新鮮でした。 どの作品も作家さんの巧みな文章によって日常と非日常が地続きに広がっていくので、読み進めていくうちにいつの間にか自分が非日常に取り込まれていくような、心許ない気持ちになりました。これから竹林に足を踏み入れるのが怖くなりそうです。入ったら最後、元の日常に戻ってこられないような気がしてしまいます。 また、森見さんによる各短編の解説がとてもわかりやすく、自分で一読しただけではわからなかった作品の魅力をたくさん教えてもらえました。

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2020/04/11

美女の判定が結構緩いらしい「美女と竹林」アンソロジー。 竹林に勝つにはパンダだろうという話と、かぐや姫との契約っていうのが面白かったです。

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2020/03/18

竹林には非日常性を感じる何かがあるのかもしれない。 あとがきにも記されている通り、竹林的なものがだんだんと近づき、そして竹林的カタスロフィーを迎える。 竹林と美女が等価交換であるかどうかはさておき、両者共に幻影的で魅入ってしまう何かがあるのかも知れない。 どこまでも伸びる、...

竹林には非日常性を感じる何かがあるのかもしれない。 あとがきにも記されている通り、竹林的なものがだんだんと近づき、そして竹林的カタスロフィーを迎える。 竹林と美女が等価交換であるかどうかはさておき、両者共に幻影的で魅入ってしまう何かがあるのかも知れない。 どこまでも伸びる、根元皆同じという不気味さ、残酷さは美女に通じる不気味さと残酷さであるのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。

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2020/03/01

第一目標は恩田陸でアンソロジーのテーマにも惹かれて手を出す。 なかなかに面妖な一冊(褒めているつもり)。明解に面白いというよりじわじわ読み返したくなる話が多い。 気づくと庭を侵食してくる竹の怖さを思い出した。 (家の裏にあった竹藪からはみ出してくる筍は旬の食材というより刈らなけれ...

第一目標は恩田陸でアンソロジーのテーマにも惹かれて手を出す。 なかなかに面妖な一冊(褒めているつもり)。明解に面白いというよりじわじわ読み返したくなる話が多い。 気づくと庭を侵食してくる竹の怖さを思い出した。 (家の裏にあった竹藪からはみ出してくる筍は旬の食材というより刈らなければならないものだった)

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2020/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

森見登美彦先生プロデュース,美女と竹林のアンソロジー. 「来たりて取れ」前後のつながりに脈絡がない話なんだけど,それが作家性かな. 「竹やぶバーニング」伊坂幸太郎って,こんな軽い感じの文章も書いちゃうんだ.伊坂先生,松本君と不比人君のシリーズ化,お願いします! 「細長い竹林」記憶も行動も曖昧模糊として幻と現実が混濁する.竹やぶには美女と狐が似合うのかもしれない. 「美女れ竹林」竹林にまつわるややホラーな話を,小学生の頃の不思議な体験談としてエッセイ風にまとめた短編.なるほど,竹林は女性的か. 「東京猫大学」東京猫大学学長の独演.ユーモラスで哀れさを誘う.猫天国の猫門を裏庭の竹林とするのは,やや強引か. 「永日小品」百物語のような怪談集の一編のようにして始まる中2の頃の僕のお話.森見先生らしい独特の雰囲気のある短編. 「竹迷宮」一応作家として名をなした男が,昔の相方の屋敷を訪ねる.うーん,妄想竹ね,うまいのかダジャレが過ぎるのか. 「竹取り」竹やぶに囲まれた庵で隠棲する友人を訪ねると・・・.ちょっと怖い. 「竹林の奥」延々と続く独白に,竹林は?と思っていたら,まず美女登場.はじめ美咲さんはアイドルか何かなのかなと思っていたんだけど,なんとびっくりの展開.これは夢かうつつか妄想か. 「美女と竹林」押し込み強盗を生業とするM.Mに育てられた二代目の美女.美女の交際相手たち.みんなおかしい.そして竹林.この展開は読めなかった. あとがきも含め,すべて面白かった.

Posted byブクログ