中国手仕事紀行 の商品レビュー

奥村忍(著者),在本彌生

2024/02/27

奥村さんの文章と在本さんの写真の調和が素晴らしくて、まるで私もその景色を見て、感じて、旅しているかのよう。

雲南、貴州の村や人々、道具、工芸、食べ物への奥村さんの優しさや温かさが伝わる穏やかな文章です。

雲南省の西双版納（シーサンパンナ）と香格里拉（シャングリラ）はいつか訪れたい憧れの地。
少数民族の生活にもとても興味があります。

2021/07/20

中国手仕事紀行というタイトルだけど、実は真のテーマは食事と酒なのではないか… そう思わせられるほど食事の描写が豊か！中国に行ったことはないけど、現地の生活の匂いや風がそのまま本から吹いてくるような、爽快感のある素晴らしい読書体験だった。いつまでも読んでいたい感覚。

中国の土地土地で出合う手仕事の美はもちろん、そこに辿り着くまでの旅路や、簡単ではない輸送のことなど、民藝品を扱うおくむらさんの職業についても時折書かれていてそれが興味深かった。

2021/02/08

読んでいて
その土地の方が喋っている
その地の言葉、
そこで食べられている
食べ物の匂いや湯気、
そこの土地の路地の
風景と喧噪
そんな　あれやこれやが
まざまざと　蘇ってくる

中国の雲南省から貴州省に
かけて
古き良きものの買い付けの旅で
であった　さまざまなものを
語り下ろした本書

明治期に日本にやって来た
お雇い外国人たちが
その当時の　質素ではあるけれど
凛とした暮らしをしている人たちの
暮らしのそばにあったモノたちに
惹かれた気持ちは
きっと　このようなものであった
のでしょう

親しみやすい文章もさることながら
旅の途中で出会った
「暮らしの写真」が
また　素晴らしい

2020/11/20

写真が多く、現地を感じられるのが嬉しい。
何と写真はオールカラー！
紹介されているものはどれも素敵で全部欲しくなってしまうほど。
食事についても記載されていて興味深い。
買ってよかった、読んでよかった一冊。

2020/08/09

雲南省 大理 アルスー(饵丝) もちもちの麺

ソンツァムホテル
2021までに雲南省の麗江とラサをつなぐ
大きなホテルを作る予定
ただ情勢や他の要素でストップしたりも
果たして未来はどうなる

貴州省 亮布 りゃんぷ
藍染をベースにしたてらてらした不思議な布

びえ という漢字出てこず、痣みたいな字
牛の消化液をスープとして飲む
苦くて酸っぱい一見美味しくないが
クセになる場合もある