わたしの芭蕉 の商品レビュー
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鴨長明の「方丈記」、吉田兼好の「徒然草」の美しい言葉が引き継がれ松尾芭蕉に。芭蕉は美しい日本語の世界に遊ぶ楽しみを教えてくれた。不易流行とかるみを重んじた976句の俳句。加賀乙彦(1929.4.22~2023.1.12)「わたしの芭蕉」、2020.1発行。大作です。構成は:①俳句の文体 ②森羅万象 ③人生行路と俳文。 ・古池や蛙飛びこむ水の音 ・荒海や佐渡によこたふ天河 ・さみだれをあつめて早し最上川 ・夏草や兵共がゆめの跡 ・旅に病で夢は枯野をかけ廻る
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芭蕉の真髄は何処にありやの解を与えてくる内容 芭蕉の生き方を深く理解するところからその句を理解して解説してくれる。 芭蕉の生き方を改めてこの本を読むことで理解し、多くを教えられる。 日本語の美しさを生涯をかけて追求したことを各句から読み取れるときのおもしろさが尽きない。
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