誤解だらけの明智光秀 の商品レビュー
『感謝』
ただ今、図書館法第29条に基づく 〈Zoom開架式図書館同種施設〉を準備させて頂いております。 当該計画は、BOOKOFFオンライン様の豊富なペーパーBOOK・DVDにより、 支えられている取り組みでございます。 今後も随時、ペーパーBOOK・DVDを蒐集して参りたいと考...
ただ今、図書館法第29条に基づく 〈Zoom開架式図書館同種施設〉を準備させて頂いております。 当該計画は、BOOKOFFオンライン様の豊富なペーパーBOOK・DVDにより、 支えられている取り組みでございます。 今後も随時、ペーパーBOOK・DVDを蒐集して参りたいと考えております。 今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。
クラシカルなMK
出自の謎ー光秀が生まれた戦国の世とは: 光秀は顔より心で結婚するフェミニスト 信長と光秀をつなぐ謎の美女 光秀をめぐる複雑すぎる人間関係 空白の10年の謎ー放浪する: 息子は父が死ぬまで安心できないー親の悔い返しの法則 よそ者は出世できない戦国時代 因縁の友・細川藤孝の出世テクニ...
出自の謎ー光秀が生まれた戦国の世とは: 光秀は顔より心で結婚するフェミニスト 信長と光秀をつなぐ謎の美女 光秀をめぐる複雑すぎる人間関係 空白の10年の謎ー放浪する: 息子は父が死ぬまで安心できないー親の悔い返しの法則 よそ者は出世できない戦国時代 因縁の友・細川藤孝の出世テクニック 転機の謎ー信長に認められる: 人財抜擢 浅井・朝倉と信長 坂本5万石 戦の合間の連歌会や茶会 出世の謎ー使命感とプレッシャーに苦悩する50代: 丹波平定に4年 天下布武の意味 家中法度 本能寺の変の謎ー信長を討つ: 遺恨 野望 前途悲観 非道阻止 四国 朝廷黒幕 秀吉・家康黒幕 足利義昭黒幕
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光秀、もう長谷川さんの麒麟のイメージしかありません! 本郷先生は、歴史にifはないと言うけれど。 単なる歴史ファンにとっては、ifが面白い。 それにしても、家康はやっぱり面白みのない人だったんですね!(ゴメンナサイ)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
元々、明智光秀や織田信長、豊臣秀吉、本能寺の変に興味があって、他の本や小説を読んでいたら、多くは聞いたことのある内容であるけど、とても簡潔で読みやすく、まとめがあり、小学生も歴史好きなら読めるだろう。 歴史小説をたくさんは読んでないけど、今のところ歴史上で一番好きなのは明智光秀。 他の歴史人物でもそうだが、リーダーを支えるデキル人に共感が湧く。 明智光秀が出てくる小説を何冊か読んだ。 人物についてや、謀反を起こした経緯。 小説ではさまざまな見解があるけど、何らかの資料、史料を参考にしてみんな考察して想像したんだろうな。 この本では、他にもいろいろ重なるけど、四国説(信長と長曾我部元親の仲裁を明智光秀が行って、友好関係を築いていたのに、信長が裏切り、光秀が止めようとした)が有力になってきている。 …と言ってもやっぱり事実はわからないんだけど、明智光秀本人に聞けるなら聞いてみたいものだ。 もっと史料があれば! でも、こうやって想像の余地があるから面白いんだろうなぁ。
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今年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀。光秀の出自や出世の謎を分析しながら、最後は、いろんな説や考え方のある本能寺の変の謎に迫る概論の一冊。大河ドラマ化をきっかけに、最近、改めて「明智光秀」という人物を学んでいる。この本は、光秀を通して、東京大学史料編纂所の本郷先生が史実...
今年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀。光秀の出自や出世の謎を分析しながら、最後は、いろんな説や考え方のある本能寺の変の謎に迫る概論の一冊。大河ドラマ化をきっかけに、最近、改めて「明智光秀」という人物を学んでいる。この本は、光秀を通して、東京大学史料編纂所の本郷先生が史実を探る「日本史の楽しさ」を教えてくれる。
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久しく大河ドラマは観ていなかったのですが、今年の主人公は「明智光秀」そして時代背景が織田信長の父親(信秀)や斎藤道三、今川義元、徳川家康の幼少時代に焦点が当たっていて、私の興味ある時代であるので、毎週楽しみにしています。 そんな時、歴史の面白さを教えてくれた、この本の著者である...
久しく大河ドラマは観ていなかったのですが、今年の主人公は「明智光秀」そして時代背景が織田信長の父親(信秀)や斎藤道三、今川義元、徳川家康の幼少時代に焦点が当たっていて、私の興味ある時代であるので、毎週楽しみにしています。 そんな時、歴史の面白さを教えてくれた、この本の著者である本郷氏が、明智光秀についてこの本で解説してくれています。実力本位等と言われた戦国時代ですが、実はそうでもなかったみたいですね。戦国時代のリアルに迫った気分になれる面白い本でした。 以下は気になったポイントです。 ・歴史とは「たくさんの史料の中から事実を拾い集め、わかりやすいよう筋道を並べたもの」である。「わかりやすい筋道がある」という意味では物語に似ているが、歴史と「文芸作家がつむぐ作品」とはまったくの別物である(p5) ・重要なのは、史料を「いつ、だれが、何のために書いたか」である。少なくとも本能寺の変から、数十年以上の後に書かれたものは、関係者以外の人が書いた「物語」である可能性が高い(p7) ・どこの国にも「国人」と呼ばれる有力武士がいて、それぞれが自分の領地の武力と経済を治める領主(国人領主)となっている、つまり彼らを家来に取り込めるかが国を平和に納めるためのキーとなる(p19) ・家を存続させるということは、家名を存続させること、よほどのことが無い限り、秀吉や道三のように簡単に改名しない(p23) ・光秀には妹(御ツマキ)がいて、信長がとても気に入っていたが、本能寺の変の10か月前に亡くなってしまった。彼女の死が信長と光秀の関係悪化を決定的にしたかもしれない(p41) ・細川藤孝は、古今和歌集の解釈を弟子から弟子へと相伝する「古今伝授」継承者であった、そのため関ヶ原の戦いの直線、舞鶴の田辺城が西軍に攻撃されたとき一番慌てたのは朝廷である。天皇から講和するように勅令がだされて、藤孝は他の城へ無事移送された(p68) ・琵琶湖の西の「坂本」というところが重要な物流拠点になっていた、日本海側から運ばれてくる商品は琵琶湖を渡って坂本に上陸した、また比叡山の東側の山麓にあるため、比叡山の僧侶たちが税金を集めたり金貸しをする拠点になっていた(p101) ・当時の日本の流通経路の中心は日本海であった、海産物や工芸品の多くが小浜あたりで陸揚げされる、それを京都まで運ぶには陸路より琵琶湖を渡って坂本に運ぶ方が良い(p104) ・丹波平定により光秀は29万石もらい、坂本とあわせて34万石となった。さらに与力分(丹後・細川藤孝、大和・筒井順慶)を加えると、240万石となった。近畿総司令官である「畿内管領」と呼んだ歴史学者もいる(p134) ・天正8年(1580)には、織田家の重臣・佐久間信盛が全ての領地を没収されたうえで、高野山に追放された(p171) 2020年3月29月日作成
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