アドラー流 子育てベーシックブック の商品レビュー

キャサリン・J.ボルス(著者),塚越悦子(訳者)

2020/02/25

子育てのイライラ、悩みを抱えている人にはもちろんのこと、
子どもの叱り方やこだわりへの切り上げ方を模索している人には本当にオススメの本。
私はこの本を読んで、子どもへの接した方を変えました。
すると、子どもも変化することも多く、とても面白いです。
もちろん、うまくいかない日もたまにはありますが^^;

“私たちの望みは、社会に出たときに他人と一緒に協力して働くことができ、まわりの人と親密で温かな関係を築くことのできる、責任感のある自立した人を育てること”

“この本で紹介する子育ての手法の神髄は、子どもの気持ちを尊重して、穏やかながら毅然とした態度で接すること”

“しつけとは子どもを導き、教えていくことだと考えています。そのために必要なのは上下関係ではなく、お互いを尊重する関係です。罰を与えるのではなく、自然な成り行きや論理的な結末という方法を取ることで、子どもは健全な自己肯定感を持って協力する態度が身についていきます。”

“家族の関係は、あらゆる人間関係の土台です。家庭の中がもっと穏やかで、それぞれが尊重されるような雰囲気になれば、孤独を感じたり暴力的になったりする人も減り、より協調性のある社会をつくることにつながるでしょう”

そして、第1章が親のセルフケアから始まるのもとてもいい。
親自身が満たされた状態でなければ、子どもに余裕を持って接することはできない。本当にこれはそうだと思う。